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【3世代シングル】みがきしヘラクロス+いばみがハピナス

2024年01月06日 00:03

この記事はPokémon Past Generation Advent Calendar 2023 37日目の記事です。
本日は2023年12月37日ですね。
https://scrapbox.io/PokemonPRNGDiscord/Pok%C3%A9mon_Past_Generation_Advent_Calendar_2023

214.png145.png380.png245.png376.png242.png
ヘラクロス@カムラのみ
155-194-96-x-115-137 むしのしらせ
メガホーン きしかいせい つるぎのまい みがわり

サンダー@ひかりのこな
196-x-149-145-110-123
10まんボルト かげぶんしん みがわり バトンタッチ

ラティアス@ラムのみ
167-x-110-150-150-178
ドラゴンクロー でんじは あまえる ほえる

スイクン@カゴのみ
207-x-165-110-135-123
なみのり れいとうビーム めいそう ねむる

メタグロス@せんせいのツメ
179-198-151-x-111-105
コメットパンチ じしん つばめがえし だいばくはつ

ハピナス@たべのこし
337-x-56-x-155-117 しぜんかいふく
ちきゅうなげ でんじは いばる みがわり

【概要】
起死回生ヘラクロスから構築をスタート。第3世代最強ポケモンであるカビゴンの型として、最近ではカウンターや自爆を採用した対面性能重視のものがメジャーとなっている。これはヘラクロスの台頭やスイクンライコウの開拓に伴い、物理特殊ともに高火力化が進んでいるため、眠るで役割を全うするよりも自爆で役割対象と最低限の一対一交換をすることが優先されるようになったためと考えられる。そして、カウンターカビゴンの恐ろしいところは、本来カビゴンの処理方法として最も分かりやすい、高火力物理技で殴るというものが通用しない点である。鉢巻を持ったメタグロスやボーマンダでも返り討ちに遭ってしまい、耐久に振ると鉢巻ヘラクロスでさえ一撃で倒し切れない。ここを解消するために、身代わりを持ったヘラクロスを採用した。カウンターと自爆、交代の全てに対して身代わりは有効な一手となる。加えて、ヘラクロス対策としてボーマンダが数を増やしている。最近ではライコウやサンダースを意識した特殊耐久振りの龍舞型が人気である。このボーマンダはADSに振るものであり、逆に物理耐久は171-101のラインより上になることはない。これは、鉢巻メタグロスがそこまで存在しないため、物理耐久を上げる必要性が薄いというのも原因となっている。(メタグロスの鉢巻コメットやC162めざ氷は耐久無振りボーマンダをちょうど一発で倒すラインであり、逆に言うとHPを一回り伸ばせばこれらをまとめて耐えられるようになる。しかしそれではASが足りなくなってしまう。ヘラクロス意識でSは151以上を要求され、Aもあまりに削りすぎると積んだところで火力が乏しすぎる。)起死回生ヘラクロスの有名なダメージ計算結果の1つに、A+1の起死回生でボーマンダを乱数で倒せるというものがある。すなわち、ヘラクロス対策をボーマンダに一任している構築を、ヘラクロス1体で壊滅できる可能性があるのだ。具体的にはゲンガーが採用されていない構築と言えるかもしれない。
ヘラクロスはカビゴン対面を起点に始動できる可能性があるが、必ずしもそのような対面が多いわけではない。そのため、周りでのサポートが必要となる。今回は身代わりバトンサンダーと、電磁波ラティアスを採用した。メタグロスやサンダーなどを起点にできる点を評価している。また相手のヘラクロスに対しても、無理やり電磁波を入れたり後出ししたりできる。
あとは相手のボーマンダに強いスイクン、ラティやカビゴンに強いメタグロス、特殊全般に強いハピナスを採用して構築が完成した。


【個別解説】
214.png
ヘラクロス@カムラのみ
155-194-96-x-115-137 むしのしらせ
メガホーン きしかいせい つるぎのまい みがわり

・171-101ボーマンダをA+1起死回生で26/39で一発

鉢巻の高火力は当然強力な一方で、カビゴンやレジロックなどのカウンター持ちは弱点の1つである。そこを逆に起点にして、命中安定の起死回生で全抜きを狙うのがこの型である。
A特化することで無振りボーマンダを倒せる可能性が上がるので、素直にAS振り。うっかりHに余りの4を振ると4nになってしまうので注意。

145.png
サンダー@ひかりのこな
196-x-149-145-110-123
10まんボルト かげぶんしん みがわり バトンタッチ

・準速70族抜き

メタグロスを起点にできるほか、ヘラクロスにもある程度後出しが効くHB振り。ここまで耐久を上げると、A無振りカビゴンののしかかりを身代わりが耐える可能性がある。
持ち物は残飯が余っていれば回したかったのだが、余っていなかったので光の粉。

380.png
ラティアス@ラムのみ
167-x-110-150-150-178
ドラゴンクロー でんじは あまえる ほえる

・最速
・ケンタロスの鉢巻捨て身耐え

相手のカビゴンやメタグロスに対して麻痺を入れることを狙って採用した。スイクンやライコウに対してもある程度余裕を持って動ける。ヘラクロスに対しては不利だが、相手目線ではメガホーン安定で突っ込んでくるので、逆に狙って麻痺を入れることができる。
ドラゴンクローと電磁波は確定で、相手のカビゴンの鈍いをケアできる甘えると、スイクンライコウなどに起点にされることを意識して吠える。
ボックスにいた適当な電磁波ラティアスを連れて行ったので、耐久はおそらくダブルバトルを意識したものとなっており、あまり意味はない。最速にはしたいがH全振りでもなんでもよさそう。

245.png
スイクン@カゴのみ
207-x-165-110-135-123
なみのり れいとうビーム めいそう ねむる

・準速70族抜き
・B=11n

対ボーマンダはヘラクロスで強引に崩せる、対メタグロスはスイクンで切り返せるのでスイクンの必要性は薄いのだが、サイドンやガラガラのような高火力地面ポケモンに安定するポケモンが必要なため、抜けなかった。電磁波が無効で連続技を使えるので、展開構築としては充分意識する必要のある相手である。
電磁波や身代わりバトンと組ませるので、自身も勝ち筋となれる瞑想型での採用。ボーマンダの存在があるので冷凍ビームは切れず、型としては普通のものとなっている。

376.png
メタグロス@せんせいのツメ
179-198-151-x-111-105
コメットパンチ じしん つばめがえし だいばくはつ

・187-96ヘラクロスを燕返しで確定一発
・A205鉢巻地震を36/39耐え

ヘラクロス以外にカビゴンへの打点が乏しいので、分かりやすくカビゴンに強いメタグロスを採用。
コメット地震爆発までは必須であり、サブウエポンは燕返しで採用した。現環境におけるメタグロスのサブウエポンについては以下のような使い分けとなると考えている。
岩雪崩→サンダーやファイヤーに対して有効。特に特殊耐久を上げれば、サンダーとの打ち合いで勝てる。
雷パンチ→ギャラドスやニョロボンに起点にされなくなる。エアームド入りの受けパーティにも強くなる。
シャドーボール→ゲンガーやラティへの安定打点となる。
燕返し→ヘラクロスを即処理できる。ジュカインに起点にされなくなる。

今回はハピナスを採用しているため、サンダーやファイヤー、ラティ、ゲンガーに対しては後出しで十分である。対受け構築は怪しいが、ヘラクロスかハピナス、スイクンで強引に崩すことを考える。一方で対ヘラクロスが一番怪しいため、対面で爆発に頼らず処理できるよう燕返しを採用した。爪は身代わり対策にもなるが、あわよくばヘラクロスを即処理できる。
燕返しで耐久振りヘラクロスを倒すためにはある程度Aを上げることが必要。一方、岩雪崩を持っていないのでDを上げる必要は薄い。残りはミラー意識でSに回した。

242.png
ハピナス@たべのこし
337-x-56-x-155-117 しぜんかいふく
ちきゅうなげ でんじは いばる みがわり

・最速
・H=16n+1
・余りB

特殊を起点に全てを破壊するいばみがハピナス。ハピナス対策として分かりやすいカビゴン、メタグロスでさえ返り討ちに遭う可能性がある。
配分は最速で使用してみたが、強引に動かす場面もあるので図太いでBに全振りして余りをSに回すのでもよかったかもしれない。最速の利点は、多くのメタグロスの上を取れること。


【対戦内容】
2023/12/23のアダキンオフ2で使用。
・yasuさん 勝ち
カビゴン メタグロス ヘラクロス (スイクン ラティアス ボーマンダ)
ラティアス サンダー ハピナス

ヘラクロスを通せそうにも見えるが、こちらとしてもどのポケモンも選出したく、悩ましい。メタグロスやスイクンに対して切り返せるサンダーは確定で、カビゴンやヘラクロスに強引に麻痺を入れられるラティアス、スイクンラティアスを起点にできるハピナスで選出を決定。ヘラクロスミラーを嫌ってヘラクロスは選出せず。
初手の対面から、カビゴン→ラティアス→メタグロス→サンダー→カビゴンとサイクルしてサンダーの身代わりを始動。カビゴンがサンダーの身代わりを割れなかったこともあり、ハピナスに分身バトンして、ハピナスが全てを破壊して勝ち。


・PKマスタさん 勝ち
ファイヤー サイドン ライコウ (カビゴン メタグロス スターミー)
ラティアス スイクン ハピナス

サイドンが厄介なのでスイクンは確定。特殊ポケモンが多いのでハピナスも確定。あとはカビゴンを迅速に処理できるメタグロスとしたかったが、地面の一貫がひどいので、浮いているラティアスを3体目に選出して選出は決定。ファイヤーやサイドンが面倒なのでヘラクロスは選出せず。
試合としては、カビゴンもメタグロスも選出されなかったので、ラティアスやスイクンの通りがよい。交代際のドラクロや波乗りで削ってサイクル戦を進め、ライコウから崩してスイクンで勝ち。


・poeさん 負け
カビゴン ラグラージ ゲンガー (ヘルガー ライコウ ヘラクロス)
ラティアス ハピナス メタグロス
https://www.youtube.com/watch?v=2L4Nr1UAMq4

カビヘルヘラライコウの並び。ライコウやゲンガーを抑えられるハピナスは確定で、幅広くごまかせるラティアスとメタグロスで選出は決定。ゲンガーがおりヘラクロスミラーにもなるのでヘラクロスは選出せず。
ラグラージが吠える持ちで、おそらくHPが200を超えているため、こちらとしてはかなり苦手な相手。結局ラグラージ+カビゴンの並びを崩せず、ハピナスでカビゴンを無理やり倒そうとするも、及ばず負け。

・ヨシオタさん 勝ち
サンダース ボーマンダ メタグロス (ジュカイン バシャーモ カビゴン)
ラティアス サンダー メタグロス

ジュカインとカビゴンがいるためメタグロスは確定。グロスマンダに戦えるサンダーも確定。あとはバシャーモやボーマンダを抑えるラティアス。起点構築としてではなく、普通にサイクル戦を仕掛ける構え。バシャーモやジュカインが展開の壁となるためヘラクロスは選出せず。
初手対面でこちらのみ電磁波を通せたのが大きく、全体的にグロスサンダーの並びの通りがよかったため、そのまま押し切って勝ち。


・研磨さん 勝ち
サンダー ハガネール ヘラクロス (スイクン ソーナンス カビゴン)
ラティアス メタグロス ハピナス

麻痺が通らず吠えるをしてくるハガネールが厄介。全体的に一対一交換しやすそうなメタグロスを軸に、サンダースイクンに切り返すハピナスと、地面や格闘の一貫を切るラティアス。ハガネールがいるため展開はできないだろうと考えヘラクロスは選出せず。
いざ試合が始まると、軽くサイクルを回したあとで、燕返しでヘラクロスを処理。そのまま有利なサイクル戦を制して勝ち。


・かじさん 負け
ヘラクロス ソーナンス (カビゴン サンダー ハガネール ゲンガー)
ラティアス メタグロス ハピナス

研磨さんとほぼ同じ並びなので同様に選出。
初手でいきなり不利対面となり、電磁波を入れただけで1体失う。死に出しメタグロスでヘラクロスを処理しようとするも、ソーナンスに引かれて一対一交換。最後は麻痺の入ったヘラクロスをハピナスで突破しようとするも、及ばず負け。初手の入り方がやや軽率だったか。


ここまで予選6戦を消化し、4勝2敗で予選2位抜け。

・エギナさん 勝ち
バシャーモ レジアイス フォレトス (スイクン ラティアス ゲンガー)
ラティアス ハピナス サンダー
https://www.youtube.com/watch?v=sGH8o4-5vfk

ほとんどのポケモンをハピナスで抑えられる。唯一起点にされるバシャーモも、吠えるラティアスで抑えられる。この2体で選出は完結しているので、ラスト1体は対バシャーモをより厚くするためサンダーとした。スイクンでもよかったが、炎技を半減できることより格闘技を半減できる方が重要と判断。バシャーモやゲンガーが壁となるためヘラクロスは選出せず。
試合が始まると目論見通り、ラティアス+ハピナスの並びがかなり刺さっている。フォレトスも早々に爆発で退場したため、ラティアスの体力を大切にしてバシャーモの起点を作らないことを徹底してサイクルを回す。終盤劣勢となった相手の釣り交代を読んだのが決定打となり勝ち。


・poeさん 勝ち
ゲンガー カビゴン ラグラージ (ヘルガー ライコウ ヘラクロス)
ラティアス ハピナス メタグロス
https://www.youtube.com/live/SU9GZxe310c?si=8iv0ynZMHaCPYPcx&t=5551

予選でこっぴどくやられた相手との再選。予選の試合でカビゴンが鈍いカウンター、ラグラージがH振り吠えるであることは判明しており、これはこちらとしてはかなりのマイナス材料である。なんとかしてメタグロスで一対一交換以上の成果を挙げ、ハピナスで強引に崩すことをプランとして選出はそのままとした。例えばラティアスvsラグラージの対面となった際は、カムラ発動まで持ち込んだ上で、がむしゃら後とどめの水技のタイミングでハピナスに引くことで、ラティアスを守りながらハピナスでラグラージを倒すことができる。がむしゃらを食らっても残飯回復があれば、ハピナスでまだライコウやゲンガーの相手をすることも可能。爆発がカビゴンに当たった場合はこのような動きを考えていた。
※ただ、今思えば、メタグロスvs地震のないラグラージの対面を積極的に作って地震を連打する動きでもよかった気はする。重要なのはラグラージに一対一交換以上の仕事をさせないこと。ラティアスvsラグラージはカムラによるS逆転があるため、ラグラージにラティアスを倒される上に後続ががむしゃらを食らう可能性がある。このような展開は避けなければならない。
序盤にサイクルを回す中で、相手も選出を変えていないことが判明。カビゴンの持ち物が残飯であることが分かっていたので、早めに電磁波を入れておく。ゲンガーを意識してラティアスのHPを温存しておきたかったので、早めにメタグロスで爆発を押したところラグラージに直撃。最も厄介なラグラージを処理できたので、あとはカビゴンをハピナスで無理やり突破することを狙う。比較的運がよかったため、カビゴンのHPを地球投げ圏内まで削ることができた。鬼火以外の技が割れておらずラム持ちの可能性も高そうだったゲンガーに対しては警戒してラティアスで相手をし、型を割りつつラムを剥がして麻痺させることに成功。そのままハピナスを通して勝ち。
終盤のカビゴン交代に地球投げを合わせたシーンとしては、ハピナスが身代わりを打ちやすいタイミングであったこと、ゲンガーのAダウンをリセットしたいタイミングであったこと、あと1回残飯回復が入ればカビゴンは地球投げ圏外となったことを加味して、最も相手が交代を選びそうなタイミングで地球投げを合わせることができた。


【感想】
久しぶりに第3世代で優勝できたような気がする。

・ヘラクロスから構築をスタートしたはずが、一度も選出しないで終わってしまった。ただ刺さっていそうな構築も多かったため、悪い発想ではなかったと思う。横にいたハピナスの方がより刺さっていたということである。

・そのハピナスは大車輪の活躍であった。あらゆる特殊ポケモンを起点にできる上に、カビゴンやメタグロスさえも展開次第では突破できてしまう。使う側だからよかったものの、相手をする上ではしっかりマークしないといけないポケモンであることを再認識した。

・ラティアスやメタグロスの安定感も実感できた。特にメタグロスは、最近はやや地位が低下しつつあるが、やはり個人的には不動の二番手ポケモンとして揺るぎない存在である。

・全体的に対ヘラクロスが怪しい。ラティアスで決死の電磁波を入れるのが軸の立ち回りになっている時点で苦しい。とはいえヘラクロスに強い駒をもう一枚用意したところで、構築の方針が揺らいでしまう。もっと臆せず、ミラーになっても積極的にヘラクロスを選出するのもアリだったかもしれない。


余談だが、ポケモンあるあるとして、「軸として採用したポケモンややや変わった型のポケモンは必要以上に選出したくなって、結果そのポケモンを選出したこと、あるいは不要な技を打ったことが裏目となり負けてしまう」というものがあるかと思う。少なくとも自分は多かった。少し前から自分はこれを結構意識して、本当に刺さっている選出を淡々と行うよう心がけてきた。今回も同様に、ヘラクロスに固執することなく、ある種ドライではあるがベストな選出を繰り返せたと思う。
逆に練習の側面が強い野試合ではいろいろ試すことも重要なので、場面によって考え方を使い分けることが大切である。


明日は38日目です。どなたが投稿するか分かりませんが(どなたかが投稿するのかも分かりませんが)、お楽しみに。

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ゲー研(TGA)所属。最近はトリプル、GBAシングルを中心にプレイしてます。色んなルールをやってる総合勢です。

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