【金銀】寝言サンダー+音バンギラス【初代技マシン制限ルール】
2023年11月05日 08:37






55 サンダー@ピントレンズ
かみなり めざめるパワー(氷) ねむる ねごと
55 バンギラス@きせきのみ
いわなだれ ばくれつパンチ いやなおと ねむる
50 カビゴン@たべのこし
のしかかり のろい ねむる ねごと
50 スイクン@ひかりのこな
なみのり どくどく ねむる ねごと
50 ナッシー@まひなおしのみ
サイコキネシス ねむりごな やどりぎのタネ こうごうせい
50 ゴローニャ@おうごんのみ
じしん いわなだれ ほえる だいばくはつ
【概要】
※レギュレーションはこちらを参照
https://gold.hatenadiary.jp/entry/2023/10/01/180302
ねむねごサンダーから構築をスタート。普段自分はあまり55のねむねごサンダーを好んで使うことがないが、その理由は対50カビゴンとナッシーであった。55サンダーの雷は50カビゴンをゴリ押せるほどの火力を誇るが、カビゴンを追い詰めると今度は自爆が飛んでくるかどうかという択になり、身代わりでお茶を濁せるいばみが型と違いねむねご型は交代するかどうかという択を迫られる。同様に、催眠受けという最大の仮想敵であるはずの対ナッシーも、眠り粉に意気揚々と後出ししたはいいが、そこから大爆発をされるかどうかという択になってしまう。しかし今回のルールではカビゴンもナッシーも爆発を使えず、その他多くのポケモンたちも爆発できないので、苦しい択は発生しにくくむしろねむねご型の耐久力を十分活かせるようになる。
55サンダーを使う上でまず考えるべきは55カビゴンの対策であるが、今回はその枠として音バンギラスを採用した。55カビゴンの型として考えられるのは寝言型に加えて、範囲を広げた炎技持ちや毒々など、バンギラスへの打点に欠けるものが多いだろうと予想した。この場合裏にスイクンや格闘を置いてバンギラス対策をするため、裏のスイクンまでまとめて突破し得る音バンギラスが刺さると考えた。(※ちなみに通常のカビパのバンギラス対策として、なんとかバンギラスに麻痺を入れてカビゴンで上から鈍いを積む動きが考えられ、フルアタバンギラスくらいであればこれでも割と戦えてしまうのだが、今回のルールでは電磁波を使えるポケモンが大きく減ってしまうのでこの動きもしにくい。)バンギラスはサンダーにも強いので、ミラーになってしまう相手の55サンダーも睨むことができる。
50の面子はWAの穴を埋めるように考えていく。まずは相手のバンギラスやガラガラに繰り出せるポケモンとしてスイクンを採用。サンダーはバンギラスに弱くバンギラスミラーも不安定なので、バンギラス受けは必要な枠である。さらにこのルールでは、パルシェンやナッシーが大きく弱体化した関係でガラガラ受けが困難であるためスイクンの耐久はここでも活きる。
続いて考えるべきはサンダーを選出した際の、相手のカビゴンをどう捌くかである。55雷サンダーの理想的な運用としては、サンダーの有利対面を作って雷を打ち込み、後出ししてくるカビゴンに負荷をかけるという動きになる。そのためサンダーとカビゴンが直接対面したときに、直接打ち合うだけでなく裏で流せるようなポケモンを用意しておきたい。普段であればここで鈍いパルシェンなどを採用したいところであるが、残念ながら不在のため、今回は眠り粉と宿り木で負荷をかけられるナッシーを採用した。先述の対ガラガラという点でも、地面技に比較的安全に繰り出すことができる。
当然採用するべきポケモンであるカビゴンは、ねむねご型で採用。これは相手の55サンダーを意識したものであり、こちらのサンダーもミラーに強いわけではないので、なんとか安定する寝言+残飯で採用した。
ラストの枠には、ムウマやゲンガーに強めでカビゴンにも隙を見せないポケモンとしてゴローニャを採用した。ナッシー同様相手のカビゴンを流せるポケモンであるため、サンダーとの組み合わせを期待している。ガラガラも同じような条件を満たしていたが、相手のブラッキー、特にくろまなバトンに無策であるため、申し訳程度に吠えるを持っているゴローニャの採用を優先した。
【個別解説】

・サンダー
一般的なねむねご型。持ち物は磁石かピントレンズを持つことが多いが、長期的に見て雷急所をどこかで引いて崩すというプランを立てたかったのでピントレンズで採用した。対ナッシーが宿り木や光合成で粘られることも想定されるので、めざ氷急所を狙いやすいのも大きい。

・バンギラス
バンギラスというポケモンをバンギラスらしく運用するためには、岩雪崩と奇跡の実があれば最低限事足りると考えているので、まずこの2つは確定。採用理由から嫌な音も確定。サブウエポンは対カビゴンで必要になる爆発パンチ。4つ目の技は、最悪スイクンに対面で勝てるようになる眠る。

・カビゴン
採用理由から眠る寝言と残飯は確定。メインウエポンは麻痺が強力なのしかかり。4つ目の技は対サンダーを意識して鈍いとした。寝言を持たせたところでサンダーを倒し切るのは簡単ではなく、八つ当たりを持っても低乱数3発なので、鈍いで火力を補う必要がある。50カビゴンミラーにも比較的強い型となった。(※本当に50カビゴンミラーを意識するのであればメインウエポンは八つ当たりにするべきなのだが、必要になるのは鈍い+眠るを相手にする場合なので、今回はのしかかりの追加効果が活きる場面を優先した。)

・スイクン
一般的な型。サブウエポンは毒々としているが、これは相手のカビゴンに少しでも隙を見せないようにするため。爆発を採用しにくいルールなので、カビゴンに無抵抗なポケモンは極力採用したくなかった。

・ナッシー
爆発が使えないので光合成で粘る型で採用。この場合眠り粉でなく痺れ粉を採用する型もあるが、カビゴンをより強く足止めできる眠り粉を優先した。持ち物はカビゴンと打ち合うことを想定しているので、のしかかり麻痺をケアできる麻痺治しの実とした。

・ゴローニャ
特に何の変哲もない型。鈍いがあればカビゴン対面で積むことができるが、くろいまなざし対策が大きな採用理由なので吠えるを優先。
【感想】
・個々のポケモンは想定通りの動きをしてくれた。構築の形としては特に変哲もないサンダーバンギなので問題なく使用できた。
・バンギラスは奇跡で使用したが、嫌な音を交代で解除されることを考えると残飯でもよかった。
・エアームドへの打点が乏しい。バンギラスもゴローニャもカビゴンも打点が不足しているので、サンダーの選出を強要されがち。
・ヘラクロスが相手にいるとバンギラスを出したい場合もサンダーを出さざるを得ない。
・対ガラガラが怪しいのでスイクンの選出を強要されがち。
・環境への感想としては、爆発が使えないことでカビゴンやガラガラの処理に頭を悩ませることとなった。一方でノーマルタイプのメインウエポンが捨て身から八つ当たりになったことでの火力低下が思ったより大きく、特に55カビゴンの火力不足を感じた。