【8世代ダブル】ダイアース+ダイスチル+積み
2019年12月08日 09:05






サザンドラ@とつげきチョッキ
182-x-110-172-110-155
あくのはどう だいちのちから ラスターカノン そらをとぶ
ドリュウズ@いのちのたま
186-187-80-x-85-154 すなかき
じしん アイアンヘッド いわなだれ まもる
カビゴン@フィラのみ
259-139-128-x-130-31 くいしんぼう
すてみタックル DDラリアット のろい リサイクル
アーマーガア@たべのこし
205-107-137-x-118-107 ミラーアーマー
ブレイブバード ボディプレス てっぺき はねやすめ
トゲキッス@リリバのみ
191-x-117-140-135-145 てんのめぐみ
エアスラッシュ マジカルシャイン かえんほうしゃ このゆびとまれ
水ロトム@オボンのみ
157-x-128-151-128-125
10まんボルト ハイドロポンプ おにび まもる

(DEXオフで使用した直後の画像なので、アーマーガアの鉄壁がビルドアップになっている)
たぶさんの構築記事に感銘を受けた。http://tablog.hateblo.jp/entry/2019/11/25/012422
特に感銘を受けたのは「ドリュウズはダイマックス技の効果が全て強い」という点。タイプ一致技で殴っているだけでどんどん耐久が上がっていき、そもそもドリュウズ自体を倒すことが困難になっていく。そして隣の耐久まで上がっていくので、殴れば殴るだけ有利な状況になっていく。
ダイマックス技の効果の中では、天候系やフィールド系は重ね掛けできない上に初動で効果が乗らないのでそこまで強くない。能力ダウン系は相手が居座ってくる分には効果を発揮するが、高火力技を連発する中では基本的に相手のポケモンはどんどん倒れていくので、その意味では効果が薄い。なので能力アップ系、特に耐久上昇系が、ガンガン殴っていく際に最も噛み合った効果であるというのが、8世代ダブルに初めて触れた時の感想であった。
レンタルで使用していく中で、ドリュウズの強さは十分に感じられたのだが、それでもさすがに動きにくい場面はあった。最も分かりやすい場面はミラーが避けられないというもので、あとは浮いているポケモンを2体並べてダイアースを透かしてくるというのも徐々に見られるようになってきた。
そこで、ドリュウズほどの火力は出ないにしても似たような動きができるポケモンを探していたところ、サザンドラを発見。タイプ不一致ながらも地面技と鋼技を使用でき、ドリュウズが呼びがちなロトムやアーマーガアなどを見ても動きやすい。
そして、ダイマックス技による耐久上昇と相性のいいポケモンとして、カビゴンを採用。混乱実の弱体化はあるものの、ダイアースでDを上げつつ鈍いを積むことができれば倒すのは困難である。また、アーマーガアもより積みに寄せた形で続投させ、ダイマックスポケモンが殴りつつ横のカビゴンやアーマーガアで詰めるという動きをメインに構築を組んだ。

サザンドラ@とつげきチョッキ
182-112-110-172-110-155
あくのはどう だいちのちから ラスターカノン そらをとぶ
・最速ドリュウズ抜き
・H振りリリバトゲキッスを、ダイスチル2発でほぼ倒す
・残りHP
構築の軸となるポケモン。ダイアースとダイスチルは既に述べたように強力であり、またメインウエポンの悪の波動も、ダイマックス時の効果がそれなりに強力である。
技スペースが1つ余ったので、これまたダイマックス時に強力そうな空を飛ぶを採用。
持ち物はチョッキとすることで、フェアリー前でも強引に動かせるようにした。ダイマックスすれば特殊耐久が3倍なので、ちょっとやそっとのフェアリー技であれば致命傷にならない。雨や晴れに対しても過剰なまでの耐久を活かせる。
配分はCSベースだが、少しでも耐久を上げようとCSを少しずつケチった。特に問題はなかったが、最速ウインディに抜かれたときは少し困った。一度のダイジェットで控えめルンパッパが抜けなくなっているので、Sはケチらなくてもいいのかもしれない。

ドリュウズ@いのちのたま
186-187-80-x-85-154 すなかき
じしん アイアンヘッド いわなだれ まもる
・AS全振り
特筆事項なし。何から何まで強い。
ミラーが頻発するので最速。ロトムの上も取れる。バンギラスがいないので砂かきである必要性は薄いが、相手のバンギラス入りに出す場合や、自分で砂を起こすこともあるので砂かきとした。

カビゴン@フィラのみ
259-139-128-x-130-31 くいしんぼう
すてみタックル DDラリアット のろい リサイクル
・H振りブリムオンをA+2捨て身で一発
サブウエポン以外は特筆事項なし。さすがに混乱実の回復量が落ちた影響は大きいが、それでも十分な詰め性能を持つ。
サブウエポンは地面や炎タイプの方が通りがよいが、今回は同形を意識してDDラリアットとした。相手の積んだ効果を一方的に無視するので、これで倒せないまでも回復が間に合わない程度の火力を出せるようになり、構わず積み合いを仕掛けられる。
配分は物理技が多く飛び交うということを考え、ほぼHB振り。もう少しAを上げるとH振りロトムへのダメージがちょうどよくなるので、それでもよい。H≒B+Dとなっているのは偶然。

アーマーガア@たべのこし
205-107-137-x-118-107 ミラーアーマー
ブレイブバード ボディプレス てっぺき はねやすめ
・S+2で最速ドラパルト抜き
・残りHD
技構成は特筆事項なし。ブレイブバードの代わりにアイアンヘッドを持たせる選択肢もあるが、サザンドラもドリュウズもカビゴンも苦手な格闘タイプへの打点はやはり必要。
配分はやや中途半端なものとなっているが、ドラパルト抜きの効果はほとんど活かせないので、他で追い風する構築でもない限り不要かもしれない。一応これくらいまで上げておくと、一度のダイジェットで最速ドリュウズを抜けるようにはなる。BDのどちらを重視するかも好みでよいだろう。

トゲキッス@リリバのみ
191-x-117-140-135-145 てんのめぐみ
エアスラッシュ マジカルシャイン かえんほうしゃ このゆびとまれ
・ほぼHS
これもオーソドックスな構成。積んでいるポケモンを守る。サザンドラと並べたときのこの指も強力である。自身で殴るというよりは1つでも多くの攻撃を吸ってほしいので、耐久重視の配分とした。砂が飛び交ったり鬼火を吸ったりすることが多いので、HPを191で止めるのは地味に大切。
持ち物は、ダイスチルが飛び交うことが予想されたので、半減実とした。

水ロトム@オボンのみ
157-x-128-151-128-125
10まんボルト ハイドロポンプ おにび まもる
・最速バンギラス抜き
これまたオーソドックスな構成。特筆事項なし。
先発はサザンドラorドリュウズ+カビゴンorアーマーガアが多い。裏には大抵トゲキッスやロトムを置く。初手からダイマックスして殴りつつ、横で積む動きが基本。初手アーマーガアや水ロトムで耐性を確保して、カビゴンやドリュウズ、アーマーガアに引きながら横でダイアースorダイスチルという動きをすることもある。
対砂は、アーマーガアでバンギラスやドリュウズを処理しながら、裏の特殊ポケモンをサザンドラやカビゴンで処理したい。
対雨はチョッキサザンドラを軸に攻めたいが、ダイアースもダイスチルも打ちにくいことが多いので、ロトムと並べて殴ったりトゲキッスで吸ったりしてダメージレースを優位に進めたい。この場合はダイアークのDダウンも強力に感じられることだろう。
対トリパはトリルの妨害はせず、構わずサザンドラorドリュウズ+カビゴンでダイアース+鈍いを積んでいく。ドサイドンがいても基本的に放置して横のコータスなどから処理していき、トリルが切れたタイミングで水ロトムを投げて〆るという展開が多い。
エルフーン+ウインディを見たら、トゲキッスを初手に投げる。
全体的に、誰の耐久を上げにいくかということを考えながら動く。最も相手に刺さっているポケモンを強化するべきで、場合によってはロトムを強化したり、サザンドラやドリュウズ自身をトゲキッスで守りながら通すこともある。詰めにいく展開のときは急所が怖いが、それはもう仕方がない。
12/1のDEXオフでも使用したが、カビゴンで詰めたと思ったらドリュウズの角ドリルに破壊されて負け、アイアントに全てを破壊されて負け、太鼓カビゴンに全てを破壊されて負け、カビゴンで詰めようとしたら思いの外相手の火力が高くて受け切れず負け、ニンフィア前で安易にサザンドラを動かしてしまい数的不利を取って負け、とあまり振るわず。特に太鼓カビゴンにやられたように、瞬間的な火力をこちらは出せないので相手に瞬間的な火力を出されると苦しい。ウオノラゴンやヒヒダルマなんかも面倒な相手である。
とはいえ、攻守ともに優れたダイマックスという新システムを活かせる構築として、発売直後の構築としては満足できるものが組めたと思う。