【一撃あり金銀】キャラランク2018年版
2018年07月10日 19:50
前回のものと比べて、クリスタル発売はあったものの、そこまで自分の中で大きな考え方の変化もなかったため多少の変動のみ。
■高レベル
S:シングルエースを任せられるスペックを持ったポケモン。

A+:やろうと思えばシングルエースもできなくはない。ダブルエースのメインの筋を任せられる。



A:A+とほぼ同等の評価だが、シングルエースは厳しい


A-:A+とほぼ同等の評価だが、用意が困難

B:ダブルエース以上立てるのであれば十分な活躍が期待されるポケモン
エレブー ファイヤー ケンタロス カイリキー ドーブル フーディン ラプラス サンダース
C:トリプルエース以上立てて刺すような使い方が期待されるポケモン
バクフーン ニドキング ゲンガー ヘラクロス オムスター リザードン ニョロボン ドククラゲ カイリュー
・カビゴン
言わずと知れた第2世代トップのポケモン。
捨て身鈍い眠るまではそれなりの確率で入ってくるが、残りの枠を寝言にしても地割れにしても、もちろん地震にしても強い。
いずれの技を採用しても多少の穴ができるのは確かだが、その全てに同時に対応することは困難で、構築段階で苦しむことになる。地割れの場合は分かっていてもどうしようもない盤面もありなおさらたちが悪い。
唯一にして最大のデメリットは50カビゴンを使えないこと。
・バンギラス
低レベルで採用されるポケモンに強いことが多い。低レベルカビゴンから地震や爆裂パンチが切られがちであるのも追い風。
非常に技の選択肢が多いので、エースを2枚以上用意したときなどでも柔軟に穴を埋めることができる。
・サンダー
威張る身代わりはかなり意識されており逆風だが、寝言や吹き飛ばしに回帰するとこれまでの対策が通用しにくくなるので、まだまだ厄介なポケモン。
(ミラー意識の威張る雷と言えど、こうどいつもこいつも同じ型では、ミラー意識も何もあったものではない。)
・スターミー
これに関しては手前味噌ながら少なからず自分の影響もあると思っているので多めに書く。
そもそもの着想としてはケンタロス対策というところから身代わりを使い始めたが、使っているうちに50カビゴン程度は簡単に押せることが分かった。カビゴン以外の代表的なエースであるバンギラスとミルタンク、ケンタロス、ガラガラには撃ち勝てて、サンダーもメインウエポンが雷なら粘れる。これにより、50カビゴンを強引に倒してそのまま3タテという流れを作りやすいというのが強み。
先制身代わりによって急所・追加効果・爆破・低命中技・深読みといった不確定要素をカットしつつ、怪しい光やサイコキネシスによって自分は運要素を押し付けられるというのは、安定感と広範囲への対応力という意味で理想的なエースだと感じている。
・ミルタンク
技スペースの関係で、岩鋼ゴーストか一撃技のどちらかに隙を残してしまうのが惜しいが、カビゴンを強烈に牽制できる貴重なポケモン。
・ガラガラ
サポート前提な部分はあるが、逆にサポートしてやる価値はトップクラス。
・ライコウ
吠える、リフ、寝言の全てにオンリーワンの価値がある。
頑張って厳選しよう。
・エレブー
構築段階でうっかりしていると、選出段階で泣くことになるポケモン。短命だが、その分非常に広い攻撃範囲を持つ。
ちなみに前回のオフで優勝したデンリュウがエレブーに勝っている主な点は、サンダーへの10万、ナッシーへの冷凍or炎のパンチ、カビゴンからの捨て身のダメージなど。
・ケンタロス
評価が大暴落しているように思うが、そこまで悪いとは思わない。一撃にせよ遺伝子にせよ、強引に突破口を開ける能力はトップクラス。
ケンタロスの必要行動回数を減らして行動回数を増やせるような構築を組むことが全て。
・カイリキー
特にレベルを振る必要性も薄い気はするが、より相手への圧力は増すので選出は読みやすくなるか。
・サンダース
メロメロを絡めることで多くの相手にちょっかいをかけられる。スターミーとは違った方向で嫌らしいポケモン。
■低レベル
S:ほぼ全ての構築に入り、ほぼ全ての試合で選出できるだけの性能を持った唯一無二のポケモン

A:幅広いポケモンを相手にできる汎用性を持ったポケモン



A-:やや隙を残す相手はいるものの、上位ポケモンの一部に強い




B:明確かつそのポケモンにしか持てない役割を持つことができ、仕事の遂行に信頼のおけるポケモン
マルマイン スイクン カイリキー スターミー ファイヤー ライコウ ミルタンク ヘラクロス サンダース
C:Bランクに比べてやや不安定さはあるものの、明確かつ有用な役割を持てるポケモン
サイドン ドーブル ハッサム ヘルガー フォレトス ハピナス エアームド フーディン
D:独特な性能を持っているため、穴埋めや連携の際に役に立ちやすいポケモン
ニドクイン ピクシー ゲンガー ウツボット イノムー メガニウム ベトベトン
Z:性能自体は悪くないが、環境についていけていないと感じるポケモン
フシギバナ ブラッキー ポリゴン2
・カビゴン
採用しない理由は「55カビゴンを採用しているから」くらいだろう。
低レベル地割れは攻撃範囲が狭くなり、岩や鋼、ゴーストに隙を見せやすいのであまり好きではない。
・ムウマ
カビゴンミルタンクをはじめ、厄介なノーマルタイプを流せるポケモン。カビゴンの地割れが大きな逆風だが、一方で角ドリルハサミギロチンの一貫を切れるのはムウマゲンガーのみ。
ちなみに、ムウマ(ゲンガー)は使う上でも使われる上でも立ち回り上の定石やテクニックがいくつもあるため、基本事項は頭に入れておきたい。
・パルシェン
念願の撒菱を取得。爆発の圧力からカビゴンをそこそこ流せてガラガラとも撃ち合える貴重なポケモン。
撒菱吠えるみたいなのは時代に合っていないようには思うが、そうは言ってもちゃんとやれば今でも十分通用するコンセプトだとは思っている。
・ナッシー
パルシェン同様に対カビゴンガラガラを含めた広範囲を何となく広く浅く見ることができる駒。
ガラガラやカイリキーは仕方ないが、ナッシーミラーでまでめざ虫が飛んでくるのはさすがにやりにくい。
とはいえカビゴンにちょっかいをかける能力はトップクラスなので、中々手放せないのも事実。
・ガラガラ
念願の剣の舞を取得。ムウマを強烈に起点にできる数少ないポケモン。
低レベルでもエース並みの決定力を誇るため、裏の勝ち筋としてよく使われる。
場に出しにくく、そう何度も行動できないことが多いため、扱いは難しい。
・サンダー
電磁波、リフレクター、吹き飛ばしのいずれも有用なサポート。
浮いているため地割れの一貫を切れるのも大きい。
・ゴローニャ
対カビゴンを高い精度で任せられるポケモン。爆発に加えて、地割れやカウンターでの強襲も厄介。
・ハガネール
やや爆発の火力に不安はあるが、優秀な耐性を活かして場に出しやすい。ただ、そこからする行動が毒か地割れくらいなので、相手のエースに圧力をかけ辛い盤面も少なくない。
・マルマイン
ほぼ確実に仕事をしてくれる存在。
50採用でも55スターミーを抜けるというのは、しばらくは強力なウリとなることだろう。
・スイクン
バンギラスをしっかり受け止められるポケモン。電気がいないと寝言型を突破するのは困難だが、一撃技の起点となりやすいことには注意。
・カイリキー
格闘の通りがよく、カビゴンに爆発や補助技以外で圧力をかけられる貴重な存在。サブウエポンの選択次第では2体3体と倒しにいける。
・スターミー
地面に強い電磁波要員。よくも悪くもそこに終始する。
・ファイヤー
低レベルでもナッシーハガネールフシギバナに圧力をかけられる。日本晴れ大文字は50でも55カビゴンを押せるほどの脅威的な火力。
・ライコウ
対サンダーミルタンクを考えると51レベル欲しいのが惜しい。
・ミルタンク
確実に流される相手は存在するものの、50でも55カビゴンを起点にできる貴重なポケモン。地割れの存在は厄介だが、粉+分身や浮いているポケモンなどでPPを切らしてなんとか。
・サンダース
50でも55ケンタロスを抜ける、というのが偉いと思っていたが、抜くべき対象がケンタロスからスターミーにシフトしたことでレベル50では足りなくなってしまった。
・サイドン
爆発できない分カウンターの使い方がキモとなるが、そこまで一撃技が飛び交っているわけでもないので評価を落とした。爆発の安定感のあるゴローニャの方がよい。