【3世代シングル】カビグロスサンダー雑感
2018年04月06日 20:40
今やおなじみの組み合わせとなったカビゴン+メタグロス+サンダー。自分としてはここ1年くらい特に進展はないのだが、逆に言うとそれくらい自分の中で考えが固まってきたので、オフ会やTwitterなどでちらほらしていた話を改めてここにまとめておこうと思う。
・選出は比較的簡単だが立ち回りは難しい
カビゴン、メタグロス、サンダーのいいところの1つは幅広い相手と撃ち合えるところ。そのため相手の面子の中で複数体に対してタイマンで勝てそうだという状況になりやすい。それはつまり、例えばある時点ではサンダーで相手のスイクンと撃ち合うプランを立てていたのが、試合の経過に伴って金属音でカビゴンと無理やり撃ち合う、といったように立ち回り方針を柔軟に変更していく必要がある。誰で誰を倒すのか、は通常選出時に十分考慮するべき内容であるが、それだけではなく立ち回りの中で修正していくこともしっかり意識しなければならない。
・この3体で選出できるときが一番強い
先日書いたキャラランクの上位3体にこのポケモンが並んでいることから、そもそもこの3体はこのゲームにおいて上から強い3体であると評価している。そのため組み合わせのシナジーを考慮しなければ、これが一番強い組み合わせのはずである。そして、メタグロス+サンダーの補完をはじめ、シナジーも十分にある組み合わせとなっているため、さらに強力な組み合わせであると言える。
以上を踏まえて、この3体の選出が最も強力であり、可能な限りこの3体で戦いたい。
・カビゴン+メタグロス+サンダーの選出ができるように構築を組むべき
前項に関連して、できるだけこの選出ができるような構築を意識することが重要。4体目に入ってくることの多いゲンガーも、この3体に比べるとパワーが落ちる。特定の相手、組み合わせを意識したポケモンで5,6体目を埋めるようにして、3体の型選択に注力するべきである。特に、カビゴンとサンダーの型選択が非常に重要であり、最も考察に労力を割くべき部分であるというのが、ずっと使ってきた感想である。
・対サンダーを十分意識するべきである
基本選出では電気タイプが一貫する。加えて、相手のサンダーは金属音によってこちらのカビゴンを突破してくる可能性があるため、非常に苦戦しやすい。カビゴンをDに厚くする。メタグロスを10万2耐えにする。サンダーを早くするなど、サンダーに対して隙を見せないようにしたい。
・対鈍いカビゴンに隙を見せない
カビゴンに鈍いがなかったりメタグロスが鉢巻でなかったりした場合、相手のカビゴンに鈍いを積まれるだけで全抜きされかねない。その意味で、この並びで使う場合は、メタグロスの鉢巻やサンダーの金属音の優先度がかなり高いと考えている。
・ソーナンスに蹂躙されないようにする
サイクル戦を前提としている並びである以上、サイクルカットしてくるソーナンスは天敵。特にカビゴンやメタグロスは簡単にハメられやすい。こちらもソーナンスを入れるのが手っ取り早いが、そうでない場合はメタグロスの爆発で確実に一対一で被害をとどめるなど、何かしらの対策が必要。
・炎タイプへが穴になりやすい
このゲームの炎ポケモンは上位ポケモンに刺すような使い方となることが多い。対ゲンガーのヘルガー、カビゴンさえ火力で押すファイヤー、瞑想や両刀によって同じくカビゴンを崩す可能性のあるエンテイ、コンボ始動からの全抜きを狙えるバシャーモ、耐性の優秀なバクーダなど。メタグロスが大きく隙を見せる上に、カビゴンやサンダーの型選択では限界があるので、これは他のポケモンでの穴埋めを考えるべきだろう。
・身代わり連打系対策
比較的攻める一方になりがちな並びなので、身代わりを絡めたコンボが穴となりやすい。爪や連続技などを仕込んでおかないと、あっさり完封される恐れがある。
王道な並びであるが、だからこそプレイングや細かい型選択が重要となってくる構築である。このあたりが自分のポケモン観にぴったりハマっており、今でもずっと好んで使う並びとなっている。