【WCS2018】チョッキランドロス技考察
2018年01月14日 20:31
第6世代ではスカーフランドロスばかり使っていたが、第7世代ではチョッキランドロスも割と使っている。
チョッキランドロスの技構成について考察する。
チョッキランドロスの技構成について考察する。
■物理一本の場合
味方が5体とも浮いていなくて全然守れないとかでもない限り地震はほぼ確定。
・岩雪崩
スカーフに比べて上から撃てる場面が少ないので怯みの利点は少ない。2体に入るものの威力が低い。最速でもない限り優先度は低いと考えている。
・岩石封じ、ストーンエッジ
ワイドガードに引っかからない岩技。リザードンやウルガモスが重めな構築なら採用したい。命中を取った岩石封じか、威嚇に怯えないで済む(代わりに命中に怯える羽目になる)ストーンエッジか。岩石封じは申し訳程度のS操作にもなるが、果たして。
・馬鹿力
最大の目的は対バンギラス。弱点保険や混乱実が蔓延る中で、きっちり一発で仕留められる馬鹿力は貴重。(なお、Aは200近くまで上げないと、H振りメガバンギラスに足りない。また、その場合はS136以上は確保したい。)
また、味方を巻き込む地震に次いで、等倍でも十分な威力を確保できる実質メインウエポンとしても重宝する。何せ仮に地団駄を覚えたとしても、それより威力が高い。
対ガルーラやテラキオンなんかにも撃てるが、スカーフでないならテラキオンの下から殴ることになることや、ガルーラの没落などを受け、これらはそこまで重要ではないと感じている。
・蜻蛉返り
相手の交代を見ながら交代できる技。Aが高いので削りとしてもそこそこ。
どうも最近はゴチルゼルやメガゲンガーの入った構築を多く見かけるので、非拘りで蜻蛉返りを持つ意義は大きい。
クレセリアを削りながら逃げられるのも嬉しい。
・はたき落とす
相手のランドロスやギルガルド、あるいはクレセリアやゴチルゼル、ポリゴン2、カビゴンなんかに撃てる。ランドロスミラーで撃つことでスカーフやチョッキをはがせるのは強力で、その後の立ち回りを組み立てやすくなる。また、ワイドガードギルガルドへの打点にもなる。
クレセリアやゴチルゼルは蜻蛉でも削れるが、混乱実を持っている可能性が高いので、それを事前に潰せるのは大きな利点。
・地割れ
カビゴンやラッキーなんかに撃てる。他のポケモンでこれらのポケモンを対策し切れない場合にやむを得ず入るか。
構築によるというのは言うまでもないことだが、地震蜻蛉はたき落とすまでは確定で、残りの枠に周りの対リザードンウルガモスか対バンギラスかを天秤にかけて岩技or馬鹿力とするのがよいと考えている。
■特殊技も持つ場合
Cも十分に高いので、両刀も問題なくこなせる。
・大地の力
横に構わず撃てる一致技。威嚇やワイドガードを気にせず、カプ・コケコやクチートなんかに撃てるのが嬉しい。
・めざ氷
とにもかくにもミラーを意識した技。
・ヘドロ爆弾
本来不利を取りやすいカプ・ブルルをはじめとした草やフェアリーに撃てる。追加効果も地味ながら強力。
・地震
一致技を2本持つことも考えられる。何だかんだダメージ効率はさすがなので、味方に浮いているポケモンが多い場合には是非入れたい。
・岩技
一括りにしたが、物理一本の場合と同様に対リザードンウルガモスを考えての採用。
・馬鹿力
物理一本の場合に比べて火力不足でメガバンギラスを倒し切れないこともあり、撃ちやすいメインウエポンの大地の力があるということからも優先度はより下がってしまう。それでもバンギラスに薄めの構築であれば入れておきたい。
・蜻蛉返り
多少火力が落ちても技の役割は変わらないので、物理一本の場合と同様の採用理由。
・はたき落とす
大地の力とめざ氷がある場合には対ランドロスやギルガルドが事足りてしまうので、採用するかどうかは対クレセリアやゴチルゼルの混乱実を落とせるところをどこまで重視するかという判断に委ねられる。
大地の力めざ氷までは確定で、蜻蛉返りも比較的優先度が高く、残りの枠を岩技かヘドロ爆弾、あるいは馬鹿力とするのがよいか。めざ氷→はたき落とすでもよいが、それなら物理一本でいい気がする。
単純なスペックは物理一本の方が高く感じるが、コケコランド系のミラーが頻発しそうであることを考えると、両刀型も十分検討する価値のある型であろう。
本筋から外れてしまうが、達人の帯なんかも刺さっていそう。
王冠がなかったら両刀めざ氷の厳選が地獄だったので、王冠の存在に感謝。