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【3世代シングル】カビゴン型考察

2018年01月06日 20:41

カビゴンは数値特性が優秀であることに加えて、覚える技も多く型が豊富である。
そのため逆にどのように運用していいかわからないと言うことも少なからずあるかと思われる。そこで、カビゴンの型についてまとめてみることにする。


■鈍い型
基本と思われる型。Dが高くBとSが低い種族値は鈍いを積むに向いている。
有利対面から積み技を使用して全抜きを狙う動きはポケットモンスターにおける基本的な動きであるが、鈍いカビゴンの場合はこの動きを、ほぼ全ての特殊ポケモンを相手に行うことができる。そして、一度鈍いを積んでしまえばほぼ全ての物理ポケモンとも撃ち合えるようになる点が、強力である理由である。

技構成はノーマル技、鈍い、眠る、残り1枠が基本。

・のしかかり
サイクルを回していく中で、受けに来るメタグロスや岩に対して麻痺を狙うことができる。サンダーやラティといった特殊との撃ち合いにおいても麻痺の追加効果は貴重である。

・恩返し
無振りのサンダーやボーマンダなどを相手にする場合はのしかかりと比べて確定数が変わってくる。

・捨て身タックル
耐久を削るのが痛いが、予想外の火力が有効な場面は少なからず存在する。

・火炎放射、大文字
最も基本的とされるサブウェポン。ノーマル技を半減してくる鋼タイプに対して抜群で入る。ゴーストタイプに対しても等倍で最低限のダメージを与えることができる。鈍いの恩恵を受けることができないが攻撃範囲としてはかなり優秀。岩タイプに対して大きく隙を残す点がマイナスポイント。

・シャドーボール
ゴーストタイプに抜群で入る。ゲンガーを強く意識する場合は入ってくるサブウエポン。とはいえ、鋼を始め多くの相手にはあまり入らないので、2ウエポンでは攻撃範囲としてはかなり狭い。

・地震
鋼と岩の両方に抜群で入るサブウエポン。ノーマル技との攻撃範囲はかなり広いと言えるが、ゲンガーやエアームドに対して大きく隙を残してしまう事は忘れてはいけない。

・雷
鋼やゲンガーを削りながら麻痺を巻くことが可能。対ソーナンスも割と有利だとかなんとか。

・眠る
交代際の特殊技が蓄積すると、鈍いを積んだ後に押し切られてしまいがちなので、眠るでしっかり回復できるようにしておいた方が無難。

なお持ち物であるが、基本的には残飯かカゴとなる。残飯を持った場合にはすぐに素眠りに入ってしまうと言う欠点はあるが、交代際あるいは流し際に回復が入るので耐久面では相当信頼できる水準となる。
カゴについては早い段階で眠ることを強要されがちだが、逆に1回目の眠るを選びやすいので、状態異常耐性など残飯よりも優れているような局面も少なからず存在する。また、火傷や麻痺等で暴発することを避けるため、ラムよりはカゴの方が優先度が高い。ただし、ゲンガー対面で鬼火をケアしながらシャドーボールで殴るといったような動きを想定する場合にはラムの採用理由が生まれる。


■鈍いカウンター型
メタグロスや物理ボーマンダといったまともに撃ち合うことが困難なポケモンを返り討ちにできる型。
鈍いを持たせることで、特殊相手に繰り出して交代際に鈍いを積むことで、最小限の被害で物理相手にカウンターを決めることができる。
鈍いとカウンター、そしてノーマル技によって3つの技スペースが埋まってしまうため、サブウエポンか眠るのどちらかを切らなければならない。サブウエポンを切る場合は、ゴーストタイプに対して無抵抗になることに加えて、岩や鋼に対する打点がカウンター依存となってしまう。眠るを切る場合には、最低限残飯を持って耐久を底上げする必要がある。その場合体力の管理がシビアであることや状態異常に対する耐性が落ちることに注意が必要。


■カウンター型
鈍いを持たずにカウンターのみ持つ型。物理技で大きなダメージを受けてしまうという欠点はあるが、サブウエポンと眠るを両立することが可能である。
なお、使い捨てのような役割を期待して、眠るの代わりに自爆を持たせることも考えられる。


■3ウエポン型
攻撃範囲を最大限広くした型。
地震+大文字や地震+シャドーボール、あるいは波乗りなどまで候補に上がる。
残りの枠には、眠る鈍いカウンター自爆地割れなど様々な技が入り得る。また、爆発対策の守るも一考。
http://snowanorith.blog.fc2.com/blog-entry-107.html


■地割れ型
カビゴンミラーやサマヨール、あるいは岩タイプに対して抵抗できる役割破壊技。炎技との相性補完が良く、ノーマル技炎技地割れ眠ると言う形が基本となるか。地割れに依存しすぎると不安定になってしまうのが難点。


■自爆型
極めて多くの相手と1対1交換以上を期待できる型。金属音サンダーや晴れファイヤー、瞑想スイクンやライコウ、ラティといった、カビゴンと強引に撃ち合ってくる特殊ポケモンが台頭してきた場合、確実に特殊相手に役割遂行できる型として採用理由が生まれると考えられる。また、相手の鈍いカビゴンなどを強引に処理する駒としても見ることができる。対ゴーストのシャドボと両立するのがよいか。
なお、普通に使用した場合、自爆はカビゴンを受けに来るポケモン(メタグロスや岩タイプなど)に当たると考えられる。この場合、相討ちになったとしてもカビゴン受け側の方が役割遂行に成功した形となるため、カビゴン側としてはうまみは少ない。
ちなみに、自爆を持つ場合でも通常の特殊受けとしての役割を考えて眠ると両立することも十分に考えられる。


■あくび型
サイクルを回していく中で受けに来るメタグロスやゲンガーなどに対してあくびを入れる型。これらのポケモンは展開手段に乏しいため、あくびを入れた後の守るが比較的安定する。
http://1192at.blog70.fc2.com/blog-entry-331.html


なお、カビゴン同士の強弱関係については、以下の記事にも書かれているように、
地割れ>鈍いカウンター>鈍い>カウンター>その他
と言うような関係となっていると思われる。
カビゴン対策自体が極めて難しいので、カビゴン同士の強弱関係を意識した上で他の面子の型を考えるようにする必要がある。
http://d.hatena.ne.jp/poe_cbf/20171018/1508320827



カウンター、地割れ、自爆は相手に想定外のダメージを与えやすいが、一方でこれら全てがゲンガーに対して無効であるため、そのあたりを周りとの兼ね合いでバランスを取る必要がある。

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ゲー研(TGA)所属。最近はトリプル、GBAシングルを中心にプレイしてます。色んなルールをやってる総合勢です。

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