【3世代シングル】ゲンガー型考察
2017年05月06日 23:24
ゲンガーというポケモンがいます。
<ウィィィッス
ゲンガーは非常に型が多く、しかも数値はやや物足りないため、運用の難しいポケモンだと思われている節があるかと思います。
今回はゲンガーの型について、考えられるものを挙げていきましょう。

ゲンガーは非常に型が多く、しかも数値はやや物足りないため、運用の難しいポケモンだと思われている節があるかと思います。
今回はゲンガーの型について、考えられるものを挙げていきましょう。
【主な役割】
個別の役割対象としてはカビゴン、ヘラクロス、ガラガラ、ケンタロス、その他格闘タイプ全般が考えられる。ノーマル格闘地面無効を活かして場に繰り出していきたい。
高いSと広い攻撃範囲を活かして、対面から撃ち合える相手は多い。
【技候補】
・サイコキネシス
役割対象である格闘タイプに有効な技。ヘラクロスに対して薄めの構築であれば採用しておきたい。ゲンガーミラーでも撃てる。撃ち続けることでDダウンの可能性が発生するのが、対カビゴンで嬉しい、かもしれない。
・10まんボルト
通りのいい電気技。ギャラドスをはじめとする水タイプに有効。メタグロスあたりを削りにいくのにも使えるだろう。また、ゲンガーの使える技の中では技威力が高め。
・かみなり
麻痺撒き意識やヘルガーあたりへのダメージを考えて、10万の代わりに採用されることがある。が、低耐久故に一度の外しが致命的になりがちなので、余程の理由がない限りはおススメしない。
・れいとうパンチ
電気技との補完に優れる氷タイプ。特にラティありルールでは採用されやすい。なお、3世代では凍える風を覚えない。
・ほのおのパンチ
メタグロスあたりへのダメージやヌケニン対策を意識しての採用。採用すると技範囲が狭くなりがちであることには注意。
・めざめるパワー
水とか……
・ギガドレイン
意味不明なレベルでサイドンやラグラージが重いときくらいしか採用の可能性はない。
・きあいパンチ
受けにくるハピナスやヘルガーへの打点となる。シャドーボールのないカビゴンにも刺さる。9割以上は身代わりと合わせて採用されるが、稀にカビゴンの眠っている間に急所待ちで撃つ意図でピン採用されることも0ではない。
・シャドーボール
物理で固める場合には採用される。追加効果が噛み合ってないのがもったいないところ。
・ヘドロばくだん
物理で固める場合には採用される。通りの良さという意味では微妙だが、追加効果が強力。
・ちきゅうなげ
うーむ。
・カウンター
何より意表が突ける。
・おにび
補助技の中では非常に優先度が高い技。役割対象・繰り出す相手を考えたときに、役割遂行のために重要となってくる。交代されても無駄になることが少ないという点でも強力。命中率の低さだけが玉に瑕。
・さいみんじゅつ
複数催眠禁止ルールが主流であることも相まって、あまり強さは感じない。
・いばる
シャドーボールのないカビゴンに対して、強引に突破するために使われる。このため、あやしいひかりではやや物足りない。ヘルガーあたりを強引に突破することも可能!?
・みちづれ
高いSを活かして狙った相手と一対一交換ができる。見せ合い時にゲンガーの役割対象がはっきりすることも少なくないため、ゲンガーが消耗しても無理やり役割遂行できるのが強み。ただし、交代を絡めて択が生じがちであるため、扱いは難しい。
・だいばくはつ
みちづれとは違った形での一対一交換を狙える。補助技に透かされず、相手の行動に依存しにくい面もあるが、交代でかわされると無条件で一体失ってしまうため、道連れとは違った意味で扱いが難しい。爆発が誰に当たってもアドバンテージを得られるように立ち回りを組み立てていくことが理想。
・くろいまなざし、ほろびのうた
道連れと併せて、確実に狙った相手を処理する。道連れや爆発を単体で使う場合に比べて役割遂行はより確実なものとなるが、ゲンガー自身の汎用性が落ちるのが問題。
・みがわり
気合パンチと併せて使われる。
・ねむる
カビゴンに対して持久戦を仕掛ける場合に採用される。
・くろいきり
カビゴンの鈍いをリセットできるが、それだけ。
【型候補】
〇基本型
サイコキネシスorれいとうパンチ 10まんボルト おにび みちづれ
135-x-103-160-95-178@オボンのみ
・最速
・167-134ヘラクロスをサイコキネシスで2発
・151-102ヘルガーを10万でほぼ3発
・156-116ヘラクロスを炎のパンチで2発
・166-111サンダーを冷凍パンチで2発
・A194ギャラドスのA+1めざ飛を38/39耐え
・A194ヘラクロスのメガホーンをオボン込で3発耐える確率が86.9%程度
鬼火道連れを軸に立ち回る。攻撃範囲の選択が重要であるが、通りのいい電気や氷技が採用されることが多い。ヘラクロスあたりへの繰り出しを考えると、Bに振るとより安定する。HPが低いのでオボンの回復量でも十分。
〇爆発型
サイコキネシスorれいとうパンチ 10まんボルト おにび だいばくはつ
135-106-101-150-85-168@オボンのみ
・最速100族抜き
・197-105サンダーを爆発で31/39で一発
・A194ヘラクロスのメガホーンをオボン込で3発耐える確率が85.6%程度
基本型と同一の括りにいれていいほどの、これまたスタンダードな型。爆発による崩しが特徴であるため、カビゴンやハピナスあたりへの強引な崩しを取り入れられるとなおよし。
Aはもう少し削ってもよい。
〇気合パンチ型
10まんボルト れいとうパンチ きあいパンチ みがわり
145-109-72-151-103-168@たべのこし
・256-100近辺のカビゴンに気合パンチが急所に当たると8割くらいで一発
・A194鉢巻メガホーンを残飯込みで2発耐える確率が90.4%程度
・身代わりがC88カビゴンの火炎放射33/39耐え
・最速100族抜き
カビゴンを起点に、気合パンチで役割破壊を狙う。シャドーボールの有無で強弱関係がひっくり返るので、この型にカビゴン対策を一任するのは危険。また、ハピナスにも刺さるが、身代わりを残すことが必要であるため、立ち回りに依存する部分もある。
攻撃範囲は、格闘との補完にも優れる2色を選択。
〇滅び型
くろいまなざし ほろびのうた みちづれ サイコキネシスorまもるorみがわり
167-x-81-150-95-178@オボンのみorひかりのこな
・最速
・HS全振り
汎用性を犠牲に確実性を高めた型。カビゴン対策としては最も確実ではある。生き残って一対二で交換できれば大きなアドバンテージを稼げるが、難しいか。
〇眠る型
サイコキネシス 10まんボルト おにび ねむる
163-x-93-151-96-168@オボンのみ
・最速100族抜き
・C194サンダーの雷耐え
・A200サイドンの鉢巻岩雪崩耐え
こちらを参考に。
http://d.hatena.ne.jp/poe_cbf/20161106/1478436314
http://d.hatena.ne.jp/poe_cbf/20170320/1490004022
〇鉢巻型
シャドーボール ヘドロばくだん だいばくはつ かわらわりorきあいパンチ
135-110-88-x-95-178@こだわりハチマキ
・最速
・156-100ラティオスをシャドボで34/39で一発
・167-105サンダーをヘドロばくだんでほぼ2発
爆発の強さを極限まで高めた型。交代読みを通す場面が増えそうで、使いにくそう。
〇威張る身代わり型
サイコキネシスorれいとうパンチ 10まんボルト いばる みがわり
135-x-81-182-95-178@ヤタピのみ
・最速
・CS全振り
溢れる適当感。
構築に合わせて型選択できる器用なポケモンですね。