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【ローテーション】メガギャラドス+ニャオニクス

2015年03月21日 12:36

 シーズン8ローテレートで使用。1726で撤退。


ギャラドス@ギャラドスナイト (いかく)
171-177-99-x-120-146 → 171-207-129-x-150-146
かみくだく じしん りゅうのまい ねむる

ニャオニクス@ひかりのねんど (いたずらごころ)
181-x-140-x-102-115
リフレクター ひかりのかべ いやしのすず あくび

ギルガルド@たべのこし
165-89-170-92-171-58 → 165-199-70-192-71-58
シャドーボール アイアンヘッド みがわり キングシールド

ファイアロー@いのちのたま (はやてのつばさ)
153-133-92-x-89-195
ブレイブバード フレアドライブ おいかぜ ちょうはつ

モロバレル@ゴツゴツメット (ほうし)
221-x-134-105-101-31
ギガドレイン クリアスモッグ キノコのほうし こうごうせい

ガブリアス@きあいのタスキ (さめはだ)
184-182-115-x-105-169
ドラゴンクロー げきりん じしん つるぎのまい



【概要】
 ローテーションバトルにおける最も基本的な戦術として、リフレクターや光の壁といった壁技を使用後、龍の舞や剣の舞といった積み技を安全に使用する、いわゆる「壁+積み」と呼ばれるものがある。積み技を主体に据える上での障壁はいくつか考えられるが、1つにピクシーやヌオーのように天然を特性に持つポケモンが考えられる。特にピクシーは、小さくなるやコスモパワー、瞑想などによって、少しでも隙を見せた瞬間に劣勢となりかねない相手である。こちらの攻めの主体を積み技持ちに期待していると、ピクシーに対して攻めあぐねてしまうことが十分に考えられるため、“ピクシーに強い積みポケモン”というテーマで構築を組むことにした。
 これを満たすポケモンとして、メガバンギラスとメガギャラドスが浮かんだ。メガバンギラスはきあいだめ+ストーンエッジによる確定急所でB上昇を無視することができ、積みを無効化されてもある程度押し切ることができる。メガギャラドスは型破りによって、天然を無効化することができる。メガバンギラスはこれまで長いこと使ってきており、その強さは実感できてはいたのだが、どうしてもストーンエッジを連発する試合展開が多くなってしまい嫌気が差してきたので今度はメガギャラドスを使ってみようと思った。

 まず壁役を決めるところだが、多くの相手に先制して壁を張りたい以上、ラティアスやライコウのようなSの早いポケモンか、ニャオニクスやクレッフィのような悪戯心持ちを選びたい。今回は、癒しの鈴にて状態異常をケアできるニャオニクスを選んだ。電磁波などによる麻痺はもちろん、物理主体で攻めるにあたって厄介な火傷もまとめて治すことができる。ここで、ギャラドス自身に眠るを持たせることで、消耗してきた段階での再利用を狙った。壁があるとはいえ積み技持ちは積む隙に被弾する以上消耗しやすいので、連携必須とはいえ回復手段があるのは大きいと考えた。

 残りの4体は正直なところ、自分がローテーションバトルにおいて強いと思っている(それでいてギャラドス+ニャオニクスに相性がよさそうな)ポケモンを詰め込んだだけである。ギルガルドやモロバレルはメガギャラドスとの耐性面での相性補完に優れ、いずれも相手のトリックルーム展開に強めである。ファイアローやガブリアスは耐性面攻撃面の両方で優秀で、全体的に火力不足に陥りそうだったためそのバランスを取るために投入。

【個別解説】
・メガギャラドス
 トゲキッスを抜きたかったため最速で使用。耐久ラインはよく知らなかったので特に考えずにAS全振りとした。
 メガギャラドスの特長として、サザンドラ+ギルガルドに対して型破り地震を撃てるというのが大きいと考えているため、まずは龍の舞+地震を確定とした。眠るを入れるとすると残り1枠となり、たきのぼりか噛み砕くの選択となる。今回はナットレイのような鋼タイプを大きく削りに行ける噛み砕くの方を選択した。たきのぼりが欲しくなるのはトゲキッスやピクシーなどを相手にするときで、ここは選択の余地がありそうだ。

・ニャオニクス
 何も考えずHB特化。技もリフレクター光の壁、そして癒しの鈴まで確定。残りは場で腐らないよう、攻撃技や電磁波、威張るのように、何かしら相手の場に干渉できる技を入れたいが、今回は欠伸を選択。パッと見では一貫する技がないような局面においても、どれか1体に眠りを入れることで疑似的な一貫性を生み出すことができる。眠りまでタイムラグがあるのは気に入らないところだが、命中安定催眠技に文句を言ってはいけない。(一応、先制して撃てる上に必ず1ターン眠ってくれるという点では嬉しい。)トリックルームを使うこともできるが、ここまで任せると明らかに破綻する気配しか感じなかったのでやめた。
 壁が見え見えの場面で挑発をもらうことが多かったので、攻撃技を持たせるのでなければやや変化を持たせた立ち回りをすることが重要。

・ギルガルド
 トリプルで使っていた個体の流用で、ニンフィアを迅速に処理するような型。S操作ターンを遅延しやすいよう、身代りキングシールドを持たせた。この構築内ではメガギャラドスの横に一番置きやすく、初手から出して相手の補助技が見えている場面で身代りを残しにいく。

・ファイアロー
 後発から追い風による〆と自身が上から殴ることによる〆といった、2種類の強力な勝ち筋を演出できるポケモン。縛り範囲を広げる拘り鉢巻も魅力的だが、追い風という選択肢も取れる上に攻撃技を撃ち分けたい場面も多く存在するため、命の珠を持たせた。フレアドライブを撃つ場面も多いため、鋭い嘴にはしたくない。命の珠ファイアローは、自分がローテーションバトルにおいて最も強いと思っているポケモンである。
 挑発だけ他の技にする余地があるが、選択肢としては剣の舞だろうか。基本的に後発で出すことが多かったので挑発は活きにくかった。(が、それは剣の舞も一緒な気はする。)どうしても地面が一貫するときくらいしか先発で出さなかったが、もっと先発で出すことも試すべきだったように思う。

・モロバレル
 これまた何も考えずHB特化。対トリックルーム、対雨、その他害悪をまとめて引き受けてくれる便利屋。ニャオニクスの欠伸と同様、催眠によってローリスクな盤面を生み出していきたい。
 技構成は基本的なもの。クリアスモッグはメガギャラドスと併せて、対ピクシーの要である。

・ガブリアス
 みんな大好きガブリアス。撃ち分けられないガブリアスは好きでないので、気合のタスキで運用。剣の舞からファイアローの追い風で制圧するのも、強力な勝ち筋である。ギャラドスの苦手とする電気を無効化することを期待して採用したものの、結局他の耐性面がガバガバなため、その選出をすることは多くはなかった。

【立ち回り】
 まずはニャオニクス+2体で選出することを考える。相手の技を一貫させないように選ぶが、ギルガルド+モロバレルとしてしまうとひどい打点不足に陥りやすいので注意。ニャオニクス+ギャラドス+ギルガルドとすることが最も多かった。後発は基本的にファイアローだが、稀に表に置くこともある。(なお、ギャラドスを先頭にすると威嚇を撒くことができるが、相手のクチートやボーマンダなどに威嚇をもらうのが嫌なので、その際は威嚇を入れることよりも入れられないことを優先するべきである。あまりしない選出だが、ギャラドスを後発に置くと繰り出しながら威嚇を一方的に撒ける。)
 ニャオニクスの壁から入って残り2体を動かしていくが、ある程度強そうな相手であれば素直に初手から壁を張ることは避けたい。特に挑発を合わせられることには注意。あとはこちらが壁を張る隙に積んできそうな相手に目星をつけて、積みのリカバリーを効かせることが難しそうであればやはり初手は注意して選択するべきである。
 メガギャラドスは型破り地震のおかげで比較的一貫性を取りやすく、壁→積みのステップさえクリアできてしまえば比較的動かしやすい。それでも少なからず択が残ってしまう場合には、先述のようにニャオニクスやモロバレルの催眠で有利択を作り出していきたい。どうしようもなさそうなときには、ガブリアスで択を当てまくるしかない。気合のタスキを盾に、野生の勘を研ぎ澄ませよう。

【感想】
 メガギャラドスは火力耐久ともに非常に高水準であるが、それでも中途半端であると感じた。そもそも壁がないと耐久は物足りなく、龍の舞をしている場合でもないので、壁なしの運用はまず期待できない。そして積んだ後攻撃に移ったとしても、技の威力が物足りないため、一度積んだくらいでは相手を倒し切れないことが多い。せっかく積んでも一撃で倒し切れないと当然、相手からの反撃を食らうことになる。つまり積む隙に一発と、殴ったあと倒し切れずに返しの一発を受けるため、どんどん消耗していくことになる。これを解消するために眠るを持たせてみたのだが、あまり上手く機能してくれなかった。
 なので次に、メガギャラドス1体では心許ないので、横にもう1体強そうなポケモンを置こうかという発想になる。が、ニャオニクス+(メガ)ギャラドスは別に耐性面で優れているわけでもないので、他に大きな勝ち筋となり得て補完がぐちゃぐちゃにならないような並びを考えるのが難しい。例えば今回の構築ではギルガルドを横に置くことが多かったわけだが、剣の舞ギルガルドにするなどの工夫をしてもよかったかもしれない。
 また、いろいろな面倒どころをモロバレルに任せたわけだが、その面倒どころを見ただけでモロバレルを毎回選出していては選出の幅が狭まってしまうため、そこも問題であった。下からキノコの胞子を撃つことが多くなるわけで、急所や追加効果といった事故を引きやすくなってしまう。その点、とにかく上から殴っていく方針で試合展開を修正していってくれるファイアローは非常に安定した活躍をしてくれた。
 なお、対ピクシーは期待通り安定して処理できた。もっとわんさかピクシーがいたら黙って使い続けておいしい思いをしていたが、別にそんなことはなかった。

 結局のところ、3体単位での基本選出をあまり意識できないような構築となってしまった、というのが感想である。これはどのルールでもそうだが、2体の組み合わせを意識しながら構築を考えることはだいぶできるようになってきたが、3体の組み合わせ(シングルにおける選出やトリプル、ローテーションにおける場)までもっと意識を広げないといけないなと感じた。
 メガギャラドスには限界を感じたので、おそらくこれ以上煮詰めることはないと思う。ただ、ローテレートは毎回1700ちょっとで嫌気が差してやめてしまっているので、そろそろ1800くらいを目指せるような実力を付けたいものである。

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ゲー研(TGA)所属。最近はトリプル、GBAシングルを中心にプレイしてます。色んなルールをやってる総合勢です。

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