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ビクトリーカップ2014使用構築 スイクンケンタロスWA

2014年08月12日 23:06

ビクトリーカップ2014使用構築です。

55 スイクン  なみのり れいとうビーム ほえる ねむる @たべのこし
55 ケンタロス すてみタックル はかいこうせん じしん だいもんじ @はかいのいでんし
50 カビゴン  のしかかり じしん ねむる じばく @はっかのみ
50 パルシェン れいとうビーム まきびし のろい だいばくはつ @おうごんのみ
50 フシギバナ はっぱカッター ねむりごな やどりぎのタネ こうごうせい @まひなおしのみ
50 ムウマ   ほろびのうた くろいまなざし みちづれ でんじほう @きせきのみ
【概要】
 スイクン昆布を考えていてシングルエースの方針を挫折したところまでは書いた。(前の記事) ではダブルエースの相方はどうするべきか?最も重要な要請として、対サンダーライコウエースに対して選出する駒としたく、ここを決めるのにだいぶ悩んだ。結局、変な小細工をせずに上からぶん殴るのが手っ取り早いと考え、ケンタロスを選択した。パルシェンや「じばく」カビゴンが既に取り巻きとしているため、爆破+ケンタロスの形を取ることもできる。ケンタロスが入った後は5体目まではすんなり決まったが、6体目は中々決まらなかった。でまあなんかよく覚えてないけどムウマになった。一応「くろいまなざし」絡みで頭数を減らす動きは得意なため、昆布態勢に持ちこむところやラス1の処理をするところを任せられるのではないかと思った。交代を誘発しがちなので「まきびし」との相性もいい。

【個別解説】
・スイクン
 バカみたいな耐久を実現するため55レベルで『たべのこし』を持たせることにした。「ほえる」を使用している間にどんどん回復していくのがズルい。技は特筆するようなこともないが、崩し速度を上げられる「どくどく」よりは草やサンダーに打点を持てる「れいとうビーム」の方がよいと判断した。

・ケンタロス
 最初は「のろい」「ねむる」『はっかのみ』で使うつもりでいたが、大会受付数分前に昼寝から目を覚ますべく外をぶらついていたときに『はかいのいでんし』に変更を決意した。実は自分が金銀参戦を数年間渋っていた理由の一つに“『はかいのいでんし』が運ゲーアイテムにしか見えなかった”があって、できれば使いたくなかったのだが、初心者なのだからこれくらいの運要素に頼ってもいいだろうと割り切った。そもそも、“このターン動かないと負け”は近年よく見られる“追い詰められて「いばる」”のよりマシな運ゲーであり、“2回中1回も動かないと負け”ともなると「ハイドロポンプ」の命中率より有利な運ゲーである。(参考:http://d.hatena.ne.jp/undead_princess/20130815) なのでこれくらいバチは当たらないと思って決心した。
 ということでサンダーやライコウを含めた多くの相手を上から一撃で粉砕できる『はかいのいでんし』ケンタロス。技は「アイアンテール」を入れないならこれで決まりであろう。

・カビゴン
 昆布戦法と相性のいい「じばく」持ち。これはケンタロスとの相性もいい。ゲンガーや岩鋼への打点となる「じしん」を持たせた。『たべのこし』はエースに取られているため、対特殊を最低限こなせるように「ねむる」『はっかのみ』。

・パルシェン
 特筆することのない普通のパルシェン。「まきびし」役としてフォレトスでなくパルシェンを選んだのは、水を受けに来る電気に「だいばくはつ」を当てやすいだろうと思ったため。スイクン+パルシェンだと対電気がヤバそうだが、電気エースにはケンタロスを選出する方針で割り切ったため、「だいばくはつ」の成功させやすさを採ってパルシェンを入れることとした。
 「リフレクター」でなく「のろい」を選んだのは、「だいばくはつ」+スイクンの「なみのり」で55カビゴンをキッチリ仕留められるように。これでも確定でないあたりスイクンの火力のなさを感じるが、まぁしゃーない。

・フシギバナ
 なんでコイツがいるのかよく覚えていないが、多分対電気や対爆破速攻を考えてのことであろう。このためナッシーでは不適切。

・ムウマ
 昆布戦法を決める際に“何でもいいから相手の1体と相打ちになる”というのは極めて重要な性能である。
①昆布を始動する際、相手に3体残っていると「ほえる」からの立ち回りが組み立てにくい。そもそも昆布戦法が成立するためには、相手の手持ちが“こちらの「ほえる」持ちエースが縛っているポケモン+こちらのエースが突破し切れないポケモン”という状態になっていなければいけない。
②「ほえる」で「まきびし」ダメージを蓄積させる動きは、相手の1枚残しに対して無力である。
 この2つが理由として挙げられる。このため、相打ち性能(なんじゃそりゃ)が重要となるのである。これを実現する手っ取り早い手段は「じばく」「だいばくはつ」であり、パルシェンやフォレトスは単なる「まきびし」要員に留まらず「だいばくはつ」によって相打ちを遂行できるというのが偉いのだ。
 ムウマはある意味で相打ちのスペシャリストであり、昆布と相性がいいのではないかと考えた。対55カビゴンの1枚残しも、「みちづれ」の択ゲーをする必要はなく「ほろびのうた」さえ入れられればあとはスイクンが耐えてくれる。
 型としては、「まもる」を切って「でんじほう」とした。ムウマを受けにくるライコウやヘルガー、エアームド等に麻痺を入れられる。これまた、初心者である自分はこれくらいの運ゲーに頼っても構わないだろうという甘えた考えに基づいた決定である。まあでも「でんじほう」ムウマは普通に有用な型なんじゃないかとは思う。

【立ち回り】
 選出は相手のエースを見て決める。相手がサンダーやライコウをエースとしていた場合、基本的にはケンタロスを選出する。相手に電気タイプがいなければ基本的にスイクン昆布を決めにいく。50レベルで電気タイプがいた場合は悩みどころではあるが、スイクン+パルシェン+カビゴンと出せそうなのであればスイクン昆布で突っ込むことも考える。
 スイクンを選出した場合。基本選出はスイクン+カビゴン+パルシェン。パルシェンを初手に出せそうなら早々に「まきびし」すればいいが、ワンキルされる相手がいた場合には警戒してカビゴンなどを先発にするのがよい。十中八九相手は安易な「まきびし」を許さない選出をしてくるはずである。55カビゴンなど、昆布戦法に頼らないと突破できなさそうな相手がいない場合には、無理にパルシェンで「まきびし」することい拘らなくてよい。当たり前だがパルシェン抜きの選出の方が、タイプ的には対応できる範囲が広い。何にせよ、爆破やムウマの使い方が重要となってくるのは間違いないであろう。
 ケンタロスを選出した場合。パルシェンやカビゴン、ムウマで固めれば爆破速攻のような形を取れる。基本的にはケンタロスはラストのタイマンで降臨させたいが、ジムリーダーの城の対戦環境の場合は『はかいのいでんし』の混乱は通常の混乱と同等であるため、2枚抜きくらいなら現実的に可能である。なので取り巻きでできれば2体、最低限1体は倒すことを心がけたい。

【ログ】
・vs poeさん ログ
 まずトーナメントが発表された時点で「ちょwwwいきなりpoeさんかよwwwGBAでも数戦しかしたことないぞwwwww」としばらく爆笑していた。それでも見せ合いが開始すると一気に正気に戻った。このような構築相手に活躍できるかどうかがスイクン昆布の試金石となるであろうと悟ったためである。
 結果としてはスイクンのHP管理がまずく敗れてしまった。パルシェンやハガネールの「だいばくはつ」の圧力にビビってジリ貧になってしまった。自分が劣勢であることを客観的に判断できていればどこかで強引な繰り出しをしていたのであろうが、そこまで頭が回らなかった。終盤にカビゴンが「ねむる」タイミングで「ほえる」を撃てていれば勝てていたが、持ち時間でそこまで判断することができなかった。完全に実力不足、言い訳の余地なし。

・vs いずみさん ログ
 ライコウエースなのでケンタロス選出。取り巻きは爆破してればよさそうだったのでカビゴン+パルシェン。
 試合としては、運が良かった。まずライコウに麻痺を入れられたため、ケンタロスvsライコウで“2回中1回動けばよい”という状態に持ちこめた。さらにケンタロスvsカビゴンで“このターン動かないと面倒”という場面できっちり1ターン目から動いてくれた。ケンタロス様々。

vs アウオオさん ログ
 特にスイクンの壁はなさそうなのでスイクン軸選出。ただ、事前にピクシーの「でんじは」を確認していたため、一度カビゴンでクッションせざるを得なかった。さらにスイクンが「どくどく」を喰らってからモタついて徒に体力を消費してしまい素眠りを強いられる。挙句の果てにカビゴンの型を普通に「のろい」「ねむる」だと決めてかかっていたため、悠長に構えていたところに「みがわり」「はらだいこ」を決められそのまま負け。完敗というか、情けない負けとなってしまった。麻痺がなければワンチャンあったが、“プレミは不運を引き寄せる”の通りだった。やっぱ「でんじは」はいつの世代も強い。

 というわけで終始立ち回りのまずさにより本戦初戦敗退、敗者復活トーナメント2回戦敗退となってしまった。1勝がひとまずの目標ではあったが、やっぱり負けるのは悔しい。

【感想】
 なんでフシギバナやムウマがいるのか未だに思い出せないのでもう少し改善の余地はあるかもしれない。
 フリー対戦も含めて、ケンタロスを選出したら勝ってスイクンを選出したら負けているのだが、この現実を受け入れることなくもう少し詰めていきたい。

【参考文献】
金銀を始めるにあたって、またスイクン昆布を考えるにあたって参考にしたサイトを挙げておく。
・ゴールド氏「ポケモンバトルビクトリーロード」, http://pokemon.s20.xrea.com/index.html
大会主催者のHP。もう10年以上も前、私はこのHPで基本を学んだものであった。今回も個別解説や仕様に関して参考にした。
・クラヴハンマー氏「3代目魔人島」, http://island.geocities.jp/majinjima/main.html
右も左も分からなかった自分は、まずここの個別解説を眺めながら始めていった。また、ダメージ計算ツールにも非常にお世話になった。
・undead_princess氏&クラヴハンマー氏「あやみがなどほろべばいい」, http://d.hatena.ne.jp/undead_princess/
金銀対戦の重要事項が詰まったブログ。とりあえず最初はここを読みこんだ覚えがある。昆布関連の大部分はここから吸収した。
・stoic氏「stoicのポケモンGBAメモ帳」, http://d.hatena.ne.jp/stoic4486/
スイクン昆布について多く書かれていたので参考にした。

他にもここに書ききれないほど多くのサイトにお世話になった。ありがとうございました。


これからも金銀を続けていこうと思います。

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ゲー研(TGA)所属。最近はトリプル、GBAシングルを中心にプレイしてます。色んなルールをやってる総合勢です。

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