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【GBA】遂行可能対象という観点から見た間接的役割破壊について

2014年06月09日 23:22

 「じばく」「だいばくはつ」(以下爆発、爆破とも)の使い方についてTwitterに垂れ流してたら思いの外考えを整理できたので、ここにまとめ直しておく。前回の記事とも被る部分がある。というか、前回の記事の具体例である。

 爆発は実質威力500で撃てる超火力の技だが、使用者を失うという非常に大きなリスクを背負った技でもある。使い方はいくつか考えられるが、ここでは後続のサポートとして使う使い方を考える。(他の使い方の例としては、特に後の世代で、相手の起点になるのを防ぐための自主退場、という使い方がある。)

<適当な例>
こちら ボーマンダ+スイクン+ゴローニャ (ボーマンダは「りゅうのまい」を持っているものとする)
あいて ヘラクロス+サンダース+ミロカロス

 こちらはヘラクロスをボーマンダで受ける、サンダースをゴローニャで受ける、ミロカロスをスイクンで受けるといった構え。一方相手はボーマンダゴローニャをミロカロスで受ける、スイクンにサンダースを繰り出しそこから「みがわり」「ねがいごと」などで展開する、といった構え。細かい構成にも依るが、「ねがいごと」のせいでサイクルを回し続けているとこちらが不利かもしれないので、なんとか打破したい。
 サンダースに「めざめるパワー(氷)」があっても、先にボーマンダが「りゅうのまい」を積んでしまえば、ヘラクロスとサンダースをまとめて倒すことが可能である。しかしそれでもミロカロスには完全に受けられてしまう。ここで、ミロカロスはゴローニャとボーマンダの受けを兼任していることに注目する。すなわち、基本的にこちらのボーマンダ、ゴローニャに対してはミロカロスが繰り出される。そこで、ゴローニャvsサンダースの対面から相手がミロカロスに退くタイミングを見計らって「だいばくはつ」を撃つ。するとミロカロスを処理できてめでたくボーマンダで勝利。(これを成功させるためには、爆発からの死に出し後でサンダースと対面しても「りゅうのまい」を使えるように、サンダースの「めざめるパワー(氷)」耐え程度まで耐久を上げておくのがよい。「10まんボルト」2発耐え程度でもある。)
 これが、由緒正しき役割理論の中の1つ、“間接的役割破壊”と呼ばれる戦術である。

 さて、この“間接的役割破壊”について考える。これを安定して成功させるために必要な要素は次の2つである。
(1)攻めの軸にしたいポケモンAと爆発するポケモンBで、苦手な相手、すなわち呼ぶ相手を被らせること
(2)相手の3体をまとめて抜くのはムリであるが、そのうち2体だけならまとめて抜けるポケモンを後ろにおいておく(これをAする)こと
 (2)はそもそもの前提である。無理やり2vs2に持ちこむのはそうすることで勝機が見えるからであって、特に意味もなくお互いの駒を減らすだけでは何をやっているのか分からない。大事なのは(1)で、これが前回の記事の内容と関わってくる。すなわち、サイクルを打破するための戦術として使いたいので、始めはおとなしくサイクルに付き合っているフリをして、相手の交代が見えるタイミングで攻めを開始する、という流れを狙いたい。すると爆発が当たるのはBを受けに来るポケモンCである。Cを処理できて嬉しい場面を作る必要があるので、Aは“Cさえいなかったら暴れ放題なのになぁ……”というポケモンを選ぶのがよいだろう。
 一言で言うと、“苦手な相手を被らせて爆破する”である。

 何故私がこんなにも“序盤はサイクルを回しておいて途中から攻め始める”ことにこだわっているのか。それは先述したように、爆発という技には、戦局的に上手くいこうがいくまいがこちらが一体失ってしまう、というあまりに大きなリスクがあるからだ。爆発を有効活用するためには、“爆発したが無駄死にだった”という場面を極力減らす工夫が不可欠である。そのための工夫が前回の記事で書いた、“範囲と弱点の一致”である。

 余談だが、金銀環境のいわゆるニンテンドウカップ2000ルールにおいて、(壁や状態異常でのサポートをしながら)爆発でお互いの頭数を減らし、強力な55レベルポケモンでラストのタイマンに勝利する“爆破速攻”と呼ばれる戦法が近年急速に発展浸透し、メタの中心を占めるようになってきた。金銀における『はかいのいでんし』ケンタロスや『ふといホネ』ガラガラレベルのエースを用意できるのであれば上のような考え方はそこまで必要ないのかもしれないが、レベルによる差別化を図ることのできないGBA対戦ではあいにくそれは厳しい。しかしこれは、例えば「カウンター」カビゴンや『こだわりハチマキ』ケッキングなどの非常にタイマン性能の高いポケモンを用意することで、似た形で再現することができるかもしれない。この方向性は現在私が考えているテーマの1つではある。

 そこで以下では、間接的役割破壊を遂行する上で、どのポケモンがどのような相手に対して爆破を入れやすいのかをまとめてみた。あくまで間接的役割破壊する上での考察なので、単純に爆発との相性がいいかどうかという話ではないことに注意。呼びそうな相手はある程度メジャーなものに留めてある。局面によっては後出しされることががあり得るポケモンはもっといるだろうが、レアケースばかり想定して動きをシミュレーションするのもどうかと思うので、ひとまずは多くあり得そうな場面を想定。「わからん」やつらもそのうち追記されるかも。箇条書きが◎で始まってるのは、何かしら「おっ」って思ったやつら。

◎ゴローニャ
呼びそうな相手:ミロカロスをはじめとする水、ナッシーをはじめとする草、ボーマンダ、ヘラクロス、ラティアス、エアームド、グライガー、マタドガス、ガラガラ
 水爆破要員。耐性耐久が極端なのでサイクルに組み込みやすく、間接的役割破壊を狙いやすいキャラである。鋼岩に対して一致弱点を突けるので、呼ぶ相手を見てもエアームド以外は爆発が無駄に終わりにくい。{がんじょう}でサイドンとの差別化が図れると思って注目し始めたのだが、{がんじょう}なんかより「だいばくはつ」の方がよっぽど差別化に向いているのであった(完)

○ベトベトン
呼びそうな相手:メタグロス、ゲンガー、エアームド、グライガー、マタドガス、サイドンをはじめとする岩
 攻撃面での毒タイプは鋼岩ゴーストを呼ぶので、交代際の爆発は非常に撃ちにくい。「だいもんじ」とか「ギガドレイン」とか「れいとうパンチ」とか一応覚えるけどまぁうん。

◎パルシェン
呼びそうな相手:カビゴン、サンダースをはじめとする電気、ミロカロスをはじめとする水、ハピナス
 巷では金銀時代の大活躍からの没落ぶりが嘆かれているポケモンであるが、呼びそうな相手を挙げていたらなかなか使えそうな錯覚が。カビゴンや電気を呼ぶ爆弾というのはなかなか貴重である。「まきびし」からの爆発という金銀時代を彷彿とさせる使い方は、もしかしたらまだまだ可能なのかもしれない。気のせいかもしれない。

◎ゲンガー
呼びそうな相手:サンダース、ライコウ、ラティアスをはじめとするエスパー、サマヨール、ヘルガー、ハピナス
 弱点というわけではないが先手を取られるため、サンダースやライコウで相手をするつもりの構築も多い。そのため、電気に爆発を入れやすい珍しいポケモンである。ヘルガーハピナス対策の「みがわり」「きあいパンチ」は有名であるが、爆発もそいつらに刺さる。とはいえ、自身は耐性こそ優秀であるが耐久の数値はポンコツであるため、サイクル戦になると不利になりがちであることには注意しなければならない。すなわち、早い段階で爆破を当てにいく必要がある。

○マルマイン
呼びそうな相手:ナッシーをはじめとする草、サイドンをはじめとする地面、カビゴン、サンダース、ライコウ、ハピナス
 壁をはじめとする各種補助技から自主退場する使い方が主となるか。火力には期待できないので、間接的役割破壊を考えるのは向いてない。削りが後続の足しになればいいか、程度。

○ナッシー
呼びそうな相手:カビゴン、メタグロス、ボーマンダ、ヘラクロス、ギャラドス、エアームド、ヘルガー、ハピナス
 (カビゴンとかハピナスは怪しいが)水電気以外の上位キャラをホイホイ呼ぶなぁ。「やどりぎのタネ」「ねむりごな」で草タイプらしく戦おうと思うとなかなか爆発まで技スペースを確保しにくい。後続の火力サポートするならそれこそ「やどりぎのタネ」「ねむりごな」でいいので、爆発を上手く組み込むのは難しいといった印象。

○マタドガス
呼びそうな相手:メタグロス、ミロカロス、ゲンガー、エアームド、グライガー、マタドガス、サイドンをはじめとする岩
 回数限定で受けにくい物理アタッカーを流す運用が中心になると思われるので、仕事が終わったタイミングで爆発する、といった意味合いが強いか。

◎カビゴン(じばく)
呼びそうな相手:メタグロス、ゲンガー、サマヨール、サイドンをはじめとする岩、ボーマンダ、ヘラクロス、ラティアス
 タイプ一致で「じばく」を撃てる。しかしそれは裏を返せば、普通にノーマル技を受けに来る想定で相手がくるということなので、爆発は基本的に通りにくい。そこで、カビゴンで爆発するときには「のろい」や『こだわりハチマキ』で火力を上げるとよい。1.5倍の威力だとサイドンでさえ一発で倒せるようになる。『こだわりハチマキ』カビゴンは通常のカビゴンに比べて受けは非常に不安になる一方で、岩鋼相手は「じばく」や「じしん」で、ゲンガーサマヨールに対しては「シャドーボール」で戦える、“範囲と弱点の一致”を強く満たしているポケモンであるといえよう。(ということにこれを書いている途中で気付いた。)

○フォレトス
呼びそうな相手:ミロカロスをはじめとする水、ボーマンダ、サンダー、グライガー、マタドガス、ファイヤー
 「まきびし」からの自主退場といった意味合いの方が強いだろうか。何気に壁貼れるし「じしん」「でんじほう」「ギガドレイン」と変なところに打点を持てるため、呼ぶ相手は独特。

○ハガネール
呼びそうな相手:ミロカロスをはじめとする水、ナッシーをはじめとする草、ボーマンダ、サンダー、ゲンガー、カビゴン、エアームド、グライガー、マタドガス
 電気相手に滅法強い、珍しい耐性を持ったポケモン。こちらも水相手に爆破を当てやすいが、優秀な耐性であるが故に使い捨てたくないことも多いはずで、それなら間を取って「どくどく」にした方がいいのかもしれない。

◎バクーダ
呼びそうな相手:ミロカロスをはじめとする水、カビゴン、ボーマンダ、ラティアス、ファイヤー
 電気に繰り出せて「めざめるパワー(草、氷)」で即死しない珍しいポケモン。岩鋼の弱点を突けてゴーストにも等倍で打点を持てるため、爆発の無駄になりにくさはトップクラスである。対電気を起点に、水ポケモンに爆破を入れたいような構築には相性抜群である。

○コータス
呼びそうな相手:ミロカロスをはじめとする水、ヘルガーをはじめとする炎、サイドンをはじめとする岩、カビゴン、ボーマンダ、ラティアス、ハピナス
 バクーダと同様に炎技を持った爆破要員であるが、地面技がないことによって爆発は撃ちにくい。とはいえ、カビゴンやハピナスには有効であるし、もちろん水爆破もできる。

○ネンドール
呼びそうな相手:ミロカロスをはじめとする水、ナッシーをはじめとする草、カビゴン、エアームド、ボーマンダ
 ゲンガーやメタグロスに打点を持てるのは偉いが、エアームドに手も足も出ないのが惜しい。壁からの爆発が可能。耐久が高いので、多少削れて水タイプと対面しても強引に爆発を撃ちに行ける。

○メタグロス
呼びそうな相手:ミロカロスをはじめとする水、エアームド
 間接的役割破壊の教科書的存在。書いてて思ったんですけど、メタグロスってどいつで受けに行けばいいんですかね?

○レジロック
呼びそうな相手:ミロカロスをはじめとする水、サイドンをはじめとする地面、メタグロス、ヘラクロス、エアームド、グライガー、マタドガス
 こちらも水爆破が可能。とはいえ、「でんじは」「いわなだれ」してた方がいいのでは感ある。

○レジアイス
呼びそうな相手:カビゴン、メタグロス、ヘラクロス、ライコウ、ハピナス
 決死の爆発はカビゴンやハピナスを半分削る程度。後続と併せて2発で落とすための、ウルトラハイパー高威力な「とんぼがえり」みたいなもんだと思えばいいのかもしれないが、受け志向のポケモンである以上「ねむる」も欲しいはずなので、慎重に考える必要があるのではないか。

○わからんリスト
ウソッキー、ハリーセン(じばく)、サニーゴ、ダーテング、ノズパス、マルノーム、ホエルオー(じばく)、ルナトーン、ソルロック、オニゴーリ

○君は他にやることがあるだろうリスト
ドーブル、レジスチル


 「だいばくはつ」の教え技、XD周回では回収できないのが地味にキツい。
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ゲー研(TGA)所属。最近はトリプル、GBAシングルを中心にプレイしてます。色んなルールをやってる総合勢です。

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