第4回ゲー研オフ
2012年03月06日 20:42
先日行われました東京大学ゲーム研究会第4回ポケモンオフ、無事終了しました。(KP集計結果などは近日中に公開予定です。)
僕は対戦スタッフとして参加してきました。お越しくださった方々、ありがとうございました。
また、スタッフの方々(特に非対戦スタッフの方)お疲れ様でした。
対戦の結果は予選2勝4敗で敗退とパッとしないものでした;;
自分では結構考えて臨んだつもりだっただけに悔しいですねー。
以下構築紹介。ちょっと冗長になってしまったかな;
僕は対戦スタッフとして参加してきました。お越しくださった方々、ありがとうございました。
また、スタッフの方々(特に非対戦スタッフの方)お疲れ様でした。
対戦の結果は予選2勝4敗で敗退とパッとしないものでした;;
自分では結構考えて臨んだつもりだっただけに悔しいですねー。
以下構築紹介。ちょっと冗長になってしまったかな;
カイリュー@珠
167-204-115-108-120-132
逆鱗 ドラクロ 龍舞 神速
パルシェン@タスキ
125-146-200-107-58-134
氷柱 波乗り 礫 破り
ジバコイル@眼鏡
145-81-135-182-111-123
10万 雷 めざ氷 ラスカ
カイリキー@スカーフ
166-182-100-76-105-117
爆裂P エッジ 冷凍P バレパン
ブルンゲル@ソクノ
205-69-132-106-129-81
熱湯 神秘 トリル 再生
フシギバナ@広角レンズ
187-102-115-108-155-100
ウィップ 眠り粉 宿り木 晴れ
ブルンゲルから構築をスタート。といってももちろんブルンゲルをメインに据えるわけではありません。様々な害悪パーツに強めのブルンゲルは是非採用したかったので、ブルンゲルがうまく穴を補っていけるような構築を組もうと思いました。普通に組んでいってラストにブルンがぴったりハマりました、ということができればそれがベストなのですが、それは難しそうだと思い、このような変則的な組み方をしました。
ブルンの構成は、自己再生、トリックルーム、波乗りor熱湯までは確定。
ブルンゲルを入れることによるメリットは
・対ココドラが厚くなる
・対ハッサムで少し安心
・対格闘(特にカイリキー)の耐性
・(やや運要素は絡むが)キッスの思考停止エアスラ連打を許さない
・雨パに対して、比較的安定してトリルでの切り返しが可能
・ドランに対する打点を持った補助役である
といったところでしょうか。あとは、神秘を入れればバレルなどに強くなります。
逆にデメリットとして、
・相手のドラゴンに弱い
・電気を一貫させてしまう
等に気をつけたいです。
これらが上手く噛み合うようにパーティの軸を選択したいところです。
さて、ブルンゲルのことは一旦忘れて、勝ち筋を考えます。
パッと浮かぶものは
ガブリアス(スカーフor鉢巻or剣舞or身代わり)・カイリュー(舞or鉢巻)・パルシェン・ハッサム(珠orジュエルバット)
単体でもある程度形になるのはこの辺でしょうか。
周りとの連携まで考えると
トノグドラ・ドリュウズ・トリルローブシン、ドサイドン とかもありますね。
この中で目を引くのはカイリュー。Sが上がるタイプの積み技であるので、積んだ後の制圧力は目を見張るものがあります。なにより、撃ちたい技の命中が全て100なのがいい。ガブリアスと比較して、ダブチョのクソ外しがないという、この点に大きく惹かれました。電気が通るのが気になりますが、1回舞う分には問題ないです。舞ってしまえば、サンダーや水ロトムは縛ってしまえます。
また、ブルンゲルのトリルとの相性もいいです。舞わないと中途半端なSなので、舞わずにも終盤にトリルを張って高速ポケを縛るという筋も作ることができ、神速でSに構わず上から殴ることもできます。
しかしカイリューといったらローテの超メジャーポケモンなので、十分対策されていることは明らかです。つまり軸がカイリューだけではいささか心許ない。カイリューと相性のいいもう1つの軸を考えるために、カイリュー軸のメリットとデメリットを考えてみます。
○メリット
・単体でも積みを成功させやすいので、壁サポートは必須ではない。
・ドラゴンタイプであるにも関わらず、神速でパルシェンを牽制できる。
○デメリット
・鋼タイプは事前に削っておかないと全抜きは望めない。むやみに逆鱗ぶっぱするとむしろ、ハッサムに積む余裕を与えてしまう。
・元が中速なので、積んだ後でもスカーフ持ちに上から殴られやすい。
・眼鏡流星を撃たれると積む前に落ちる。
・ココドラが刺さる。
他にもいろいろありそうですが、とりあえずこんなもんで。
鋼タイプの対処法として、鋼に通りのよい削り役を採用するか、逆に通りにくい範囲を集中させることで過負荷を与えて強引に突破するかが考えられます。
前者としてはスカーフカイリキーやテラキオン、眼鏡電気が考えられます。
後者は先に述べた勝ち筋の多くが該当します。せっかくなので両方入れたい。
ガブリアス、パルシェン、ハッサムあたりはカイリューに強めな勝ち筋なので、是非採用したい。ただ、ガブリアスに関しては、(特に拘っていると)ダブチョを連打する立ち回りが増えるだろうと思い、メインウエポンが必中でないので、採用は躊躇われました。積むのならカイリュー、パルシェン、ハッサムの方が優れていると判断。
パルシェンとハッサムなら細かい部分は異なれど、見れる範囲は大体似ていると見て、ココドラ対策も兼ねられるパルシェンを採用しました。氷柱針/ロクブラ/礫/破り という構成がメジャーかと思いますが、ここに水技を仕込むことで、鋼への打点を持たせる余地も残っています。
ここまでで辛そうなのは電気岩飛行の一貫性と、対パルシェン、ハッサム、(電気の中でも特に)ジバコイル、バンギラス、ユキノオー、ナットレイあたりでしょうか。これらを処理する削り役兼掃除役としてカイリキーとジバコイルを採用しました。
カイリキーは中速中火力広範囲アタッカーなのはもちろん、混乱で50%という十分すぎる妨害もすることができ、しかも必中なので砂ガブや小さくなるの害悪への解答となれます。ジバコイルは電気に強い電気。メインウエポンがドラゴンに通らないので鋼枠として見るとあまり適していませんが、カイリューやパルシェンがガブリアスやラティオスを見据えているので、そこは補えているとしました。
この5匹までは比較的すぐに決まったのですが、残りの枠がなかなか決まりませんでした。対雨、クレセや溶けるブルンなどの高耐久ポケへの対抗手段、電気技の通りの良さなどが課題でしたが、上手くハマるパーツが見つかりませんでした。しばらくはココドラで回していて、他にはバレル、エルフーンなどを考えていました。
オフ会の少し前に会員とオフで対戦する機会があって、対リィズさん戦でココドラ入りでこのパーティを使っていたのですが、「フシギバナいいんじゃね?」とアドバイスをいただいたので採用してみたらなかなかハマっていたので、そのままオフ会に臨むことにしました。
フシギバナ以外のポケモンは基本的に命中100%の技しか撃たないのが結構気に入ってはいます。
【単体解説】
○カイリュー
特に何も言うことはない普通の珠カイリュー。
○パルシェン
波乗りを採用しました。鋼(特にヒードラン)への打点は持っておきたかったので、水技を採用することにし、命中100%の技が欲しかったので波乗りに。礫とロクブラだったら礫の方が必要そうなのでロクブラ切り。191-127ヒードランへの破り波乗りのダメージを見て、ちょっとだけCに降りました。
○ジバコイル
臆病CSの眼鏡。ジバコイルの特徴としては、ヒードランで処理をしたくなるような鋼であり、かつヒードランに打点を持っているということがあります。つまり本来ヒードランの長所である、「鋼タイプの攻撃を受けながら鋼タイプに致命傷を負わせる」という点を半分消すことができます。これを利用してヒードランを半ば強引に削ることによって、本来ヒードランで止まるエースポケが全抜きするサポートをすることができます。もちろんそれを警戒されてなかなか上手くはいきませんが、相手がドランを動かすことをためらわせられたのなら、それはそれで仕事ができています。
眼鏡サンダーと撃ちあうと負けるので、電気に完全に強い電気かどうかは怪しいか……
○カイリキー
カイリキーやトゲキッスの利点は、択外しのリスクを半分以上の確率でリカバリーしてくれること。どちらかは是非採用したいと思っていたので、ガブリアスや小さくなる系などに必中のカイリキーを採用しました。
眼鏡10万のダメージを見て、多少耐久に降る(170-171-101-76-112-117くらいまで)ことも考えましたが、ガブリアスやCSヒードランへのダメージを見るとやはりASで使いたくなりました。
○ブルンゲル
カイリキーが面倒なので神秘の守りを採用しました。波乗りと熱湯はどちらがいいとも言えなさそう。だいぶ前に育てた型なので、調整の意図は忘れました()
○フシギバナ
C降りヒードランの大文字や珠ラティオスのサイコキネシスを耐える調整。持ち物は補助技の成功率を上げる広角レンズ。
バレルに比べたフシギバナの利点はハッサムのアクロバットに先制して眠り粉を撃てること、耐久系に宿り木を撃てることが主でしょうか。まだまだ開拓する余地はありそうです。
余談ですが、このフシギバナはリィズさん産で、眠り粉を全て当てるイケメンでした。
【反省】
雨、砂ともに薄く、特に砂パ相手はキツいものがあります。
特にキツいのがラティオスで、対ラティオスは主にカイリューかパルシェンで積んで殴る、という手段を取っているのですが、そもそもラティオスの眼鏡流星の圧力の前ではカイリューが不用意に舞を積むのは選びにくく、パルシェンはタスキで耐える前提なので、バンギラス+ラティオスの形や、先制技持ち+ラティオスという形を取られると、途端に択になってしまい、毎ターン苦しい立ち回りを強いられてしまいます。また、エスパー技の通りがいいので、そもそも眼鏡サイキネを適当に連打されているだけでどんどん削られてしまうのがよくない。半減できるジバコイルのメインウエポンがラティオスへ通りにくいのが原因ですね。
正直、カイリューガブリアスに比べて、ラティオスはローテでは1ランク落ちる存在だと思ってそこまで問題視はしていなかったのですが、蓋を開けてみればKP一位になるほどの人気で、自分の認識の間違いに気付かされた格好に。
あとは、S操作が、対策として入れたトリルしかないので、能動的にS操作できないのも立ち回りの幅を狭くしていたように思います。ジバコイルやカイリキーといった中速ポケモンがいるのだから、追い風は何とかして仕込みたいところです。特にジバコイルは、追い風が入っていないので、頑丈をどこで使うかの判断がよりシビアになってしまったのがよくなかったですね。(タスキが余っていればエルフーンも試したのですが……)
ということで、全体的に択を解消できる要素が少なくなってしまいました。
とりあえず、メインの勝ち筋が積みであるので、壁サポートはやはり欲しかったかもしれないですね。
対戦ログとかは載せられるような出来でも無かったの割愛;
初めてのオフ会でgkbrしてましたが、皆さんいい人ばかりでとても楽しかったです。
予選の後は疲れてサブトーナメントの運営の手伝いに回ってましたが、せっかくの機会だったので、いろんな人に話しかけにいくべきだったかもしれませんね。そこは次回以降への反省点ということで。
もうちょっとこのパーティは煮詰めていこうと思います。