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水ロトム考察

2011年11月08日 02:36

キャラランク上位にのぼることが多い水ロトム。
恵まれたタイプと特性、適度に高い素早さ、そして優秀な補助技から、主に補完として採用されます。
今回はこの水ロトムについて思うところを述べていきたいと思います。




まずは種族値を見てみましょう。
50-65-107-105-107-86
決して高いとは言えません。HPが低い、BCDは中途半端、Sは中速を抜くには結構割かなければなりません。参考までに、下にヒードランの種族値を載せておきます。
91-90-106-130-106-77

さて、この数字だけ見ると水ロトムって弱いんじゃないかと思ってしまいますが、実際は多くのパーティに採用され、KP上位に食い込むことも多々です。

一番の魅力は弱点の突かれにくさ。実質的に弱点は草のみであり、草技として多く採用される草結びは威力が出ません。他の草技を撃ってくるのは、ユキノオー、ビリジオン、キノガッサ、フシギバナ、ナットレイといった草タイプくらいでしょう。他のフォルムに比べて水ロトムが多く採用されるのは、このタイプが大きな要因です。HPこそ低いものの、BDはそこそこあるので、等倍であれば拘っていない大抵の攻撃は耐えます。

もう1つの魅力は型の多さ。
電磁波、鬼火、トリック、光の壁、リフレクターがよく採用されるものです。壁を張って後続で積むサポートをする、拘りトリックでハメる、状態異常を撒き散らすなど様々な使い方ができます。また、ボルトチェンジも補助技のように働きます。有利な相手に後出しして、相手の交換にボルトチェンジを合わせることにより、こちらに有利な対面をキープすることができます。
持ち物の自由度も多い。
拘り眼鏡、スカーフ:トリックの存在も相まって相性がいい。
ラムの実:催眠など状態異常を防ぐ。(とはいえ、催眠してくる相手の多くは相性が悪い)
オボンの実、残飯:場持ちを良くする。回復技がないのに繰り出していくことが多く、天候ダメージも入ってしまうので、あっという間に消耗してしまうポケモンなので、回復アイテムは重要。
カゴの実:眠るを持たせるときに。欠伸カバの前でハイドロを外したときの保険にも。
光の粘土:壁を持たせるときに。
このように、想定される型が非常に多く、相手にすると困ってしまいます。低スペックが無理して意表を突いているわけではなく、スペックの高い型の中で判断しなければならないので、厳しい読みを強いられてしまいます。

水ロトム単体で見たときの話はこれくらいにして、メタの中における水ロトムの立ち位置に移りましょう。
環境を考えたときに、砂、雨に対して不利になりにくいという長所があります。
対砂では、カバルドン、バンギラスに致命傷を与えることができ、ドリュウズのメインウエポンである地震を無効化できます。珠シザクロも耐久にある程度振ることで砂ダメ2回込みで2発耐えられます。
対雨では、ボルトチェンジで優位な対面を作りやすい。また、水技を半減できるので、キングドラに電磁波を入れて、動きを制限させやすい。(C特化眼鏡雷でキングドラを高乱数で落とせる。)
メタの上位である2大天候パに優位を取れるのは非常に大きいです。
今やたら増えているハッサムに対して比較的有利なのも追い風。


さて、ここまで散々水ロトムを褒め称えてきましたが、ここからは短所について述べましょう。
最も致命的な欠点は、タイマンで弱いということです。
ステータス自体が突出しているわけでもなく、メインウエポンは命中不安定のハイドロポンプ、低威力のボルトチェンジ(10万ボルトと選択になってしまい、ボルトチェンジを切るのは動きにくくなってしまうので、どちらを取るのかは難しい。)、ピンポ気味のめざパ、くらいしか攻撃技がない。回復手段は痛み分けと眠るのみ。タイプ相性の良さで押し切るしかありません。
さらに悪いことに、水+電気という範囲はドラゴンタイプに対して非常に通りが悪い。つまり、パーティ全体で対策すべき存在であるガブリアス、ラティオス、カイリューなどのドラゴンタイプに対して、水ロトムを採用することによって薄くなってしまう。水ロトムというのは考えなしにホイホイ採用していいポケモンではないのです。

先に、メタの中での水ロトムの立ち位置を述べましたが、メタの上位ポケに対して弱いことが多いです。
強め:パルシェン メタグロス バンギラス ハッサム ニョロトノ ブルンゲル カバルドン グライオン(こちらがSに振っている場合) ギャラドス ランドロス ヒードラン スイクン エアームド ヤドラン
どちらとも言えない:ドリュウズ ウルガモス キングドラ バシャーモ ボルトロス テラキオン 水ロトム ローブシン サンダー シャンデラ トドゼルガ
弱い:ガブリアス カイリュー ラティオス キノガッサ ラッキー ナットレイ ユキノオー グライオン(こちらがSに振っていない場合) クレセリア フシギバナ

ここで重要なのが、絶対的に有利な相手は極めて少なく、絶対的に不利な相手は多く存在するということです。(上の強め、弱いという表現はそれを表したつもりです。)例えば一見有利なメタグロスにも、鉢巻思念を撃たれると後出しできない。つまり、補完として採用するはずなのに、結果周りの負担が大きく増してしまったということが往々にして起こるのです。

ここまでをまとめると、よほどの高火力を受けない限りは1発は攻撃を耐えることができ、パーティ全体が動きやすくするのをサポートするのが得意。しかし自身の数値が低目なのでタイマンで押し切られやすく、要対策なドラゴンポケモンに対して圧力をかけることができない。対天候パを含めて広く浅い範囲を見ることができるが、圧倒的優位な相手というのはほとんど存在しない。
水ロトムを使う上でこれらを考慮して採用、運用する必要があります。

1つの選択肢は眼鏡やスカーフを持たせること。特に鉢巻や眼鏡は、大抵のポケモンなら持たせることで大きく強化できるので、眼鏡水ロトムは大きくスペックを上げることができていると言えます。眼鏡ボルチェンや雷で対雨でより動きやすくなり、トリックでラッキーなどに一矢報いることができます。
とはいえ、眼鏡を持たせる際にはボルトロスやサンダーとの差別化を図る必要があります。対キングドラ、トリックの存在あたりが水ロトムの長所でしょうか。

また、端からサポート専用と割り切り、確実に壁を張らせる仕事をさせるのも1つ。ボルチェンで起点を作れるのが魅力。1体が事実上機能停止するので、その際には後続で積むポケモンで3タテを狙うくらいの構築にすべきです。しかし、壁張り要員としての競争相手は多く存在します。(アグノム、ユクシーなど)

僕が個人的に強いと思っているのは電磁波+眠るカゴの型。ラティオスの眼鏡流星耐えまで耐久を上げます。こうすることで、ラティオスと向き合っても電磁波を入れることができ、そこから眠ることでもう一仕事させることができます。僕は眼鏡流星耐えをする際には眠るは必要だと思っています。ラティオスの前で1回だけ動けたとして、こちらが1体失うディスアドを取り返せるだけの仕事ができるのならいいのですが、なかなかそうはいかない。ダメージが蓄積しやすいポケモンであるので、眠る場面は少なくないです。ガブリアスに電磁波は入りませんが、ハイドロが等倍で入るので、交代際にハイドロを入れられれば他のドラゴンに比べてそこまで不利ではないです。カイリューはラム持ちも少なくないのでどうしようもない。珠ラティに身代わりされたら諦めましょう。(さらに1/8だけ削っておければ、意地っ張りスカガブのダブルチョップで中乱数くらいで落とせますが。)
この型の強みは、最近さらに増えつつあるラティハッサムに対して不利をとらないということです。ハッサムが眼鏡ハイドロで致命傷を負うので、少し削れていれば悠長に蜻蛉を撃ちにくく、ハッサムに対して電磁波を撃てば後ろのラティに麻痺を入れられる可能性もあるのです。水ロトムの持つ、型の豊富さゆえの優位です。(逆に言うと、火力がないと割れてしまうと、蜻蛉でモリモリ削られてしまうので、立ち回りは大事。)

水ロトムやシュカグロスなどは、それ単体で見ると弱いポケモンです。しかしパーティ全体を動きやすくする存在なので、自身が弱いことが採用を見送る理由にはならないと思っています。


まとめとしては、考えなしに補完として採用できるようなポケモンではないということ。型の豊富さからの読み、択を相手に押しつけるような使い方をしたいということ。鬼火やハイドロは大事な時に外れる糞技だということ。
以上です。
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