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シングル環境

2011年09月09日 03:43

最近のシングル環境が混沌としすぎてるので、自分なりにまとめたいと思います。
まずは第五世代シングル63のちょっと前までの環境の変遷をすごく大雑把にまとめてみます。

BW発売

イッシュポケ種族値配分効率良すぎワロッシュwww

ナットレイ+ブルンゲルの相性補完が素晴らしい

欠伸ステロカバルドンでドリュウズを補佐するカバドリが発掘される

カバドリュがメタられ、バンギドリが台頭

ニョログドラで砂パガンメタ

エアームドの発掘、ラッキーグライオンクレセムドーの受けループ

HD基調毒残飯守るバンギ+ゴツメムドーでラティ+ガブを受けきる構築の発見
鋼枠が過労死しにくいのが特徴


といったところでしょうか。
現在の環境は、カバドリ・バンギドリ・雨がほぼ同じくらいいる、といった感じでしょうか。これらをしっかり対策しておくのは必須です。

では最近の環境の特徴をいくつか述べたいと思います。


○カイリューの増加
特性マルチスケイルを得たことによって、タイマンに強くなり、狩れる範囲が大きく増えました。
多く使われている型は鉢巻型と珠竜舞型でしょうか。
・鉢巻型
逆鱗 神速 炎のパンチ 瓦割or地震 @鉢巻
メタグロスを逆鱗で3発で倒すのに加えて、冷凍パンチ+バレパンを耐えうるので、グロスの後出しが効きません。神速で終盤の掃除ができるのも大きな魅力。先に増えてきたカイリューはこちらの型が多かったように思います。
・竜舞型
逆鱗orドラゴンクロー 竜舞 炎のパンチ 神速or瓦割or地震 @珠orラム
逆鱗の火力が異常。舞う機会が作りやすい上に鉢巻との判断を誤りやすいので警戒しておかないとあっさり全抜きを喰らいます。ラムを持たせてより安全に舞わせる型もあります。

Cもそれなりに高いので不意に暴風とか喰らうことも。
最近あまりに増えすぎているのでステロの採用が増えています。ウルガにも刺さるので腐ることはないのがいい。ただ、マルスケを潰したからといって、素の耐久が高いため、まだ十分に仕事をされうるのが強さですかね。羽休めやら電磁波もある器用さも厄介な点です。

○ラティハッサム
第4世代の頃から使われていた組み合わせ。単に相性補完がいいだけではなく、ハッサムの後攻蜻蛉でラティをサポートします。カバドリュ、ニョログドラとの相性もいいので、長い間使われ続けています。ラティオスもラティアスも採用は多いですが、以下ではラティオスのみを考えることとします。
まず問題となるのは、ラティにめざ炎を採用するかどうかです。(以下ハッサムは非オッカとする。)自分のハッサムと相手のラティが対面したときに蜻蛉を選択したとして、お互いのラティがめざ炎を持っているかどうか。












自分が\相手が 持っている 持っていない
持っている 同速ゲー ハッサムが大ダメージを受けることなく相手のラティを削れる
持っていない 同族対決で確実に先制できる 同速ゲー

これを見ると、相手のラティを意識するとめざ炎は持たせない方がいいように思います。とはいえ、グロスやナットの存在も考慮すると、めざ炎を入れたくなることもあるかと思います。めざ炎ラティどうしの同速ゲーをどう見るかによるので、ここは個人によります。私としてはやりたくないです。そもそもこちらハッサム相手ラティという対面を作るのにハッサムを後出しすることを考えると、珠流星+めざ炎を喰らうと、D特化してギリギリ耐えるくらいです。カイリューやガブを意識すると、Bにも少し振りたいのでDを削らざるをえないことが主です。後出ししたハッサムをあっさり落とされたのに同速ゲーまで発生して、そこで負けたらパーティが崩壊します。という理由からです。(めざ炎を入れるなら、ハバンラティアスなどで、めざ炎ラティ対決に強くする必要があるように思います。)

となると、もう1つの問題として、ハッサムの持ち物が考えられます。候補としてはオッカ・オボン・残飯・ラムあたりでしょうか。(珠ハッサムはエース運用を見据えているので、ラティハッサムのサイクル意識という側面にそぐわないように思うので、別の機会に述べます。)よく言われるように(disられるように?w)種族値の足りないポケモンなので、後出しが多いこともあり、オボンや残飯で耐久を底上げしたいです。しかし、オッカを持たせて不意の炎技での落ちを防ぎ、サポートの回数を増やすことも魅力。となるとアイテムの選択において重要となるのは当然パーティ内でのハッサムの立ち位置。多くの場合、後攻蜻蛉による後続の無傷降臨という役割を期待されて採用されているので、オッカ持ちが多いのが現状です。せっかくオッカを持たせるのなら、選出の幅を増やすためにも、サポートされる対象は複数用意したいです。ウルガ・グドラ・ラティ・テラキ・カイリューあたりがメジャーであり、この面子を見れば、ラティハッサムが砂や雨に合っていることも分かっていただけるかと思います。メタられやすい天候エースの他の勝ち筋を作りやすく、戦略の幅が広がるからです。

○欠伸等によるサポート、起点作り
ドリュウズというポケモンが環境に殴りこむきっかけとなったカバドリ。カバルドンの型として最も有名だったのが
欠伸 ステロ 吠える 何か
というサポート型。欠伸連打で後ろからドリュウズやウルガなどの積みポケを投げることにより、全抜きを狙います。第五世代における積み技の重要性が認識されるようになったのもこの辺りからでしょうか。環境に現れ暴れ回ったカバドリは当然対策されました。それでも気をつけて立ち回らないと、今でもコンボをあっさり決められかねません。

環境が停滞気味なこともあり、欠伸カバによるサポートが最近また増えてきたように思います。(カバドリはバンギドリに対して優位であることも原因でしょうか。)後ろから投げる積みポケが発掘されてきたということもあるかもしれません。先のハッサムの蜻蛉によるサポートとも似ていますが、こちらはより積みの色が濃くなっているように思います。主な例としては、ドリュウズ・ウルガ・ラティ(瞑想身代わり)・カイリュー・テラキ・バシャーモ・パルシェン・ハッサム等でしょうか。

積みサポートとして有名な構築としてもう1つ、ラティライドと呼ばれる構築が挙げられます。ラティオスが一見アタッカーなので、置き土産などのサポート技が読みにくいのが嫌らしいですね。フワライドが一緒に入っていれば十分警戒することかと思いますが、単体で入っているラティオスを見て置き土産を警戒するのはなかなかできることではありません。起点を作りにくいポケモンと一緒にラティオスが入っていたときは、電磁波や壁などによるサポートも頭の片隅に置いておいた方がいいかもしれません。

他には、ステロ欠伸置き土産蜻蛉を全て使えるユクシーは起点作りとしては適任です。挑発を喰らっても蜻蛉で逃げられ、耐久が高いので一撃で倒すのも困難。しかし、このようなポケモンにまでいちいち対応していては追いつかないので、欠伸連打は一括して対策しておけるようにしておきたいです。ランクルス・キノガッサ・グライオンなどが分かりやすいですね。

あとは、メジャーな積みポケを最悪タイマンから倒せるポケモンを複数用意しておく。あるいはこちらも高速高火力の積みor拘りポケで先に落とす。一瞬環境が混沌とした時期もありましたが(というか今も混沌としていますが、)なんだかんだで、第五世代の中心にあるのは積みかと思います。




要するに削った後で起点を作って積む戦術が今でも強いってことですね。
それに加えて、周りで削って天候下での高速エースによる掃除。
これらを中心に環境は回ってきましたし、今後も回っていくことでしょう。

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ゲー研(TGA)所属。最近はトリプル、GBAシングルを中心にプレイしてます。色んなルールをやってる総合勢です。

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