ダブルのウルガモスについて+α
2012年04月12日 18:49
ダブルでウルガモスをしばらく考えていたんですが、自分では構築としてまとめられなかったので、自分が思ったことを書いていきます。(大会の予選で使うことを想定しているので、オフ会で優勝することを目的として考えるのなら少し話は変わってきます。)
○ウルガモスのいい点
・スタン(クレセリア入り)に強い
一番はこれでしょう。クレセリアを半分程度削るだけの火力があるので、クレセグロスという鉄板の並びへの有効打を一体で持てます。あとは霰相手にも強めです。
・ダブルの岩技は岩雪崩が多い
ウルガモスを迅速に処理する方法で多いのはやはり岩物理技かと思いますが、シングルだとエッジ持ちがそこそこいるのに対し、ダブルだとエッジを覚えるポケモンでも岩雪崩の方を持たせることが多いです。ダブルダメージの岩雪崩だと、不一致ならA実数値160程度であれば耐えられます。威嚇という特性が強力なのも追い風か。
・スカーフウルガは何より意表が付ける
大抵は非スカーフを想定して動かれるところでスカーフで奇襲をかけることもできます。鬼火や怒りの粉も使えます。
○ウルガモスの悪い点
・スタン側もある程度は対策してくる
クレセグロスといったスタンパにはウルガモスは強いのですが、こういったパーティには大抵バンギラスやボーマンダ、水ロトムがいて、ウルガモスを動きにくくしてきます。なので結局は対策の対策まで考えなければならなくなってしまいます。
・雨、砂、トリパに弱い
スタン、霰に強いとはいったものの、雨、砂、トリパに対してメインのウルガモスが滅法弱いです。そのため残りの面子はこれらを意識しながら決めていく必要があります。
・(上に関連して)専用対策を用意しなければならない
個人的に一番気になったのがここです。全体で少しずつ厚く組むので無ければ、専用対策としてのポケモンを何体か採用せざるを得ません。例えば雨に対してはトリトドンや晴れラティアス、砂に対してはカポエラーなど、その構築ジャンルに対して滅法強いポケモンを採用することになると思います。ここで、「ウルガモス自身はスタンや霰に強いんだから、各ジャンルに対してまんべんなく強くなれていいじゃないか」と見るのであれば特に問題はないですが、気になったのは、専用対策を複数用意しなければならないということ。専用対策というのは得てして、火力の無さ等が原因で構築のパワーを落としがちです。全国大会の予選やレーティングといった形式では、予想外のポケモン、構築を相手にすることも少なからずあり、そうなると火力の低い構築というのは思わぬ負けに遭う可能性が増えてしまい、できれば避けたいものです。ウルガモスの火力もそこそこ高い程度なので、パワーのある構築を組もうと思ったらだいぶ障壁は多いです。
・対トリパ要員を入れにくい
上の項目に含まれることですが、長くなったので独立させました。
相手のトリルを妨害する方法としてはいくつか考えられますが、挑発や吠える等で対策しようと思ったら、他にこれらの技が刺さる場面は少ないので、やはりパワーを落とす要因になってしまいます。トリル要員として使われるエスパータイプにウルガモスの攻撃がよく通るのはいいですが、ブルンゲルやシャンデラなどのゴーストタイプには有効打を持ちにくいので、トリル要員を1ターンで倒しきるというのも難しい。(トリル要員がエスパータイプなら高確率で隣に猫騙し持ちがいますしね。)
となると後は、相手にトリルを撃つのを躊躇わせるような鈍足ポケモンを入れることが考えられます。よく使われるのはナットレイやモロバレル。しかし、ウルガモス構築の代表例として知られるカポエラー+ウルガモスでは、飛行技の通りが良すぎるために、こうしたポケモンは採用しにくくなってしまいます。モロバレルは飛行技で一撃or致命傷ですし、ナットレイは折角飛行技を半減できる鋼枠を使っておきながら飛行技が等倍なので、構築全体の飛行技の一貫性がだいぶ上がってしまいます。
ダブルにおいて飛行技はそこまで飛んでくるものではない、と考える人であれば、この点はあまり気にならないでしょう。ただ、あまりに通りが良すぎるのは考え物だと思い、僕はこの点を結構問題視しています。
というわけで、デメリットの方が多く浮かんできたので、ウルガモス入りを組むことは挫折しました。
要は構築組むのが難しいってことなので、誰か構築ください()
以下追記
○ウルガモスのいい点
・スタン(クレセリア入り)に強い
一番はこれでしょう。クレセリアを半分程度削るだけの火力があるので、クレセグロスという鉄板の並びへの有効打を一体で持てます。あとは霰相手にも強めです。
・ダブルの岩技は岩雪崩が多い
ウルガモスを迅速に処理する方法で多いのはやはり岩物理技かと思いますが、シングルだとエッジ持ちがそこそこいるのに対し、ダブルだとエッジを覚えるポケモンでも岩雪崩の方を持たせることが多いです。ダブルダメージの岩雪崩だと、不一致ならA実数値160程度であれば耐えられます。威嚇という特性が強力なのも追い風か。
・スカーフウルガは何より意表が付ける
大抵は非スカーフを想定して動かれるところでスカーフで奇襲をかけることもできます。鬼火や怒りの粉も使えます。
○ウルガモスの悪い点
・スタン側もある程度は対策してくる
クレセグロスといったスタンパにはウルガモスは強いのですが、こういったパーティには大抵バンギラスやボーマンダ、水ロトムがいて、ウルガモスを動きにくくしてきます。なので結局は対策の対策まで考えなければならなくなってしまいます。
・雨、砂、トリパに弱い
スタン、霰に強いとはいったものの、雨、砂、トリパに対してメインのウルガモスが滅法弱いです。そのため残りの面子はこれらを意識しながら決めていく必要があります。
・(上に関連して)専用対策を用意しなければならない
個人的に一番気になったのがここです。全体で少しずつ厚く組むので無ければ、専用対策としてのポケモンを何体か採用せざるを得ません。例えば雨に対してはトリトドンや晴れラティアス、砂に対してはカポエラーなど、その構築ジャンルに対して滅法強いポケモンを採用することになると思います。ここで、「ウルガモス自身はスタンや霰に強いんだから、各ジャンルに対してまんべんなく強くなれていいじゃないか」と見るのであれば特に問題はないですが、気になったのは、専用対策を複数用意しなければならないということ。専用対策というのは得てして、火力の無さ等が原因で構築のパワーを落としがちです。全国大会の予選やレーティングといった形式では、予想外のポケモン、構築を相手にすることも少なからずあり、そうなると火力の低い構築というのは思わぬ負けに遭う可能性が増えてしまい、できれば避けたいものです。ウルガモスの火力もそこそこ高い程度なので、パワーのある構築を組もうと思ったらだいぶ障壁は多いです。
・対トリパ要員を入れにくい
上の項目に含まれることですが、長くなったので独立させました。
相手のトリルを妨害する方法としてはいくつか考えられますが、挑発や吠える等で対策しようと思ったら、他にこれらの技が刺さる場面は少ないので、やはりパワーを落とす要因になってしまいます。トリル要員として使われるエスパータイプにウルガモスの攻撃がよく通るのはいいですが、ブルンゲルやシャンデラなどのゴーストタイプには有効打を持ちにくいので、トリル要員を1ターンで倒しきるというのも難しい。(トリル要員がエスパータイプなら高確率で隣に猫騙し持ちがいますしね。)
となると後は、相手にトリルを撃つのを躊躇わせるような鈍足ポケモンを入れることが考えられます。よく使われるのはナットレイやモロバレル。しかし、ウルガモス構築の代表例として知られるカポエラー+ウルガモスでは、飛行技の通りが良すぎるために、こうしたポケモンは採用しにくくなってしまいます。モロバレルは飛行技で一撃or致命傷ですし、ナットレイは折角飛行技を半減できる鋼枠を使っておきながら飛行技が等倍なので、構築全体の飛行技の一貫性がだいぶ上がってしまいます。
ダブルにおいて飛行技はそこまで飛んでくるものではない、と考える人であれば、この点はあまり気にならないでしょう。ただ、あまりに通りが良すぎるのは考え物だと思い、僕はこの点を結構問題視しています。
というわけで、デメリットの方が多く浮かんできたので、ウルガモス入りを組むことは挫折しました。
要は構築組むのが難しいってことなので、誰か構築ください()
以下追記