【GBAシングル】サンダーには「ドリルくちばし」が欲しい
2014年09月04日 16:05
Twitterに投下したものがそのまま流れていくのはもったいないので、ちょっとした考察でもブログに書き留めておくことにした。なのでTwitterと内容ダブることが増えるかもしれないが、気にしない。
今回の話もTwitterの発言をまとめ直したものだから、「コイツまた同じこと言ってるよ」と思われたら失礼。(しかしよく考えると、そう思う人は私の発言をよく見ている物好きな人であり、大体の人は他人が何言ってるかなんて忘れてるから、このシステムは割と理に適っているのではないかと思う。)
今回の話もTwitterの発言をまとめ直したものだから、「コイツまた同じこと言ってるよ」と思われたら失礼。(しかしよく考えると、そう思う人は私の発言をよく見ている物好きな人であり、大体の人は他人が何言ってるかなんて忘れてるから、このシステムは割と理に適っているのではないかと思う。)
サンダーに「ドリルくちばし」が必要だと考えている、という話。「きんぞくおん」サンダーの弱点はいくつかあるが、個人的には「ドリルくちばし」が入りにくいというのが大きなデメリットだと考えている。
サンダーはちゃんと格闘を半減する飛行タイプなので、タイプ相性面ではヘラクロスに対して有利である。このサンダーと相性補完を考えながら他の面子を決めていった際に、サンダーから見て相性補完がいいということは相手から見ても相性補完がいいということなので、相手がヘラクロスに対して相性面で不利になることは十分に考えられる。しかもサンダーの場合は、タイプ相性に限らず個別で補完していっても、ヘラクロスに対して苦手なポケモンをペアに呼びやすい。例えば、相性補完に優れたメタグロスやサイドン、対純電気を任せやすいカビゴン、対サンダーや『こだわりハチマキ』連中を処理できるソーナンス。この辺はサンダーと合わせたいポケモンであるが軒並みヘラクロスの前では動きにくい。サンダーを軸にしてこいつらを呼べば呼ぶほど、構築全体でヘラクロスが重くなっていく。なのでせめてサンダーが対面から「ドリルくちばし」で殴れるようにしておかないと崩壊してしまう。
ここで、ボーマンダのようにヘラクロスを流せるポケモンを入れれば解決するように思われるが、サンダーを含めた基本選出に自然に組み込めなければならない。サンダー+メタグロスのような2体の組み合わせであれば入る余地がある(そしてこの例ではボーマンダがメタグロスと噛み合っているので自然な3体選出だと言えそう)なのでまだいいが、3体の組み合わせを作ってしまうと、それを崩して流し要員を選出に組み込まないといけなくなるので、結局選出はしにくい。
これは割と一般化できそうな話にも見えるが、どちらかというと、ヘラクロスという仮想敵が強力すぎるのが原因だと考えている。ヘラクロスはその火力故に、流しを遂行するのでさえ困難なポケモンである。なので基本的には後出しを許さない、そして対面から致命傷を負わせるポケモンを増やす方向で対処したい。サンダーは「ドリルくちばし」の有無で対ヘラクロスの動きが大きく変わってくるため、よほど対ヘラクロスの処理ルートを確保しやすいのでなければ、基本的に持たせる技であると言っていいだろう。これは対メタグロスも同様で、“最低限の流し+対面からの処理”を基本で考えたい。
この意味で、メタグロスとヘラクロスはGBA全体の中でも相当上位、というか根本の考え方に影響を及ぼしているポケモンであると考えている。受けに徹することを許さない火力によって、ガン受けを実現しやすかった第二世代から、流しや対面からの処理を重視する考え方への移行のきっかけとなっているポケモンである。
「きんぞくおん」サンダーは「じんつうりき」の火力が微妙に足りなくて、「まきびし」程度の蓄積では足りないので、ヘラクロスを流せる基本選出を思い付いたらまた考え直す。
まとめ
・あるポケモンを軸にしすぎると、周りが何かに弱くなりすぎて、軸の負担が増える、ということが起こり得る
・ヘラクロスは流すのでさえ相当難しい
・だからできる限り退くことを考えるのは避けたい、対面から殴りたい
・よってサンダーには可能な限り「ドリルくちばし」が欲しい